原作者・鈴木央の描き下ろしストーリーで贈る完全新作のNetflix映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』に内山昂輝、興津和幸ら声優陣が決定した。
「七つの大罪」は、人間と魔神族・女神族・妖精族・巨人族が混在した古の時代、ブリタニアの一国であるリオネス王国の平和を取り戻すため、主人公メリオダスが、かつて共に戦った仲間“七つの大罪”を探しながら旅をし、平和を脅かす邪悪な脅威と戦う冒険ファンタジー。“大罪”シリーズの主人公・メリオダスと妻・エリザベスの間に生まれた息子・トリスタンが両親から受け継いだ“大きな力”と向き合いながら、家族を守るために戦いに挑む物語だ。先日、主人公のバトンを受け継いだトリスタンの青年期を村瀬歩、少年期を小松未可子が務めることや、メリオダス役の梶裕貴をはじめとするお馴染みの“大罪メンバー”の復帰も発表され、益々ファンからの注目を集める本作。
今回、主人公トリスタンを務める村瀬歩とともに壮大な「七つの大罪」サーガの新キャストとして、妖精役に内山昂輝、プリースト役に興津和幸、トリスタンを支える仲間となるタイロン役に徳留慎乃佑、クルミル役に下地紫野、ミニカ役に小市眞琴が参加、「七つの大罪」では仲間のひとりとして戦ったが本作ではトリスタンらと対峙する存在としてデスピアス役に阿座上洋平が続投することが決定した。
本作は、メリオダスらが平穏を取り戻した14年後の世界を舞台に描かれる。トリスタンは、父・メリオダスと母・エリザベスから偉大な力を受け継ぐも、制御しきれずに悩んでいた…。そんな中、ある出来事によりエリザベスの身に危険が迫る。母を苦しめる元凶が東の国エジンバラにあると知ったトリスタンは王国を飛び出し、過酷な旅に出る。その道中で出会う妖精を務めるのが、「ハイキュー!!」の月島蛍や「呪術廻戦」の狗巻棘など、数々の人気作で見る者を作品に引き込む個性的な声を持つ内山昂輝。内山は本作への参戦に「長い歴史を積み重ねてきたシリーズに新たに参加できることを光栄に思います」とコメント。また、収録については「キャラクターの表現に関しても伸び伸びと自由にやらせていただきました。収録時の映像がもう完成に近いような状態だったので、スタッフの方々が表現したいこともつかみやすかったです」と語り、納得しながら内山なりに妖精というキャラクターを表現できたと明かした。
そして、「七つの大罪」にて王国を守る存在の聖騎士集団<蒼天の六連星>の一人として活躍したデスピアスが本作にも登場。デスピアスは誰よりも慕っていた上官を魔神族に殺されたことや、自身の心と体を女神族に操られたことから両種族に強い憎悪を抱いており、「七つの大罪」の戦いの後は故郷エジンバラへ帰郷し、人間のためだけの国をつくろうと立ち上がる。直近では「機動戦士ガンダム水星の魔女」や「スプリガン」においても好演を博し、デスピアスを続投する阿座上洋平は「魔神族、女神族と決別し、エジンバラ復興と人間の為だけの国造りを目指して旅立った彼のその後は、個人的にもとても気になっておりました。今作でトリスタンたちとどのように対峙するのか、配信までどうぞ楽しみにお待ちください」と語り、本作では彼が物語のカギを握っていると示唆した。
そんなデスピアスに仕え、強力な呪術を操るエジンバラの祭司プリーストの声優を務めるのは、「炎炎ノ消防隊」のカリム・フラムや「僕のヒーローアカデミア」のファットガムを演じ、どんな役でも見事にハマる声色の持ち主として定評のある興津和幸。興津は、「(プリーストは、)ひと目見ただけでも只者ではない人物です。とても素敵なキャラクターデザインでワクワクしております」と強いインパクトのある自身のキャラクターへの思いを語った。
さらに、トリスタンと共にエジンバラを目指す妖精族の子供タイロンを徳留慎乃佑(「東京喰種トーキョーグール:re」伊丙士皇役)、クルミルを下地紫野(「アイカツ!」シリーズの大空あかり役)、巨人族の子供ミニカを小市眞琴(「リコリス・リコイル」乙女サクラ役)が演じ、壮大なストーリーを彩る。
また、今回の新キャスト以外にも、トリスタンの父・メリオダス役の梶裕貴、母・エリザベス役の雨宮天、“七つの大罪”メンバーのバン役の鈴木達央、ディアンヌ役の悠木碧、キング役の福山潤、ゴウセル役の髙木裕平らが「七つの大罪」から続投することも先日発表されており、おなじみのキャラクターたちの活躍にも期待が集まっている。「七つの大罪」と、現在「週刊少年マガジン」にて連載中の「黙示録の四騎士」を繋ぐ、まだ誰も見たことのない“七つの大罪”の物語の一端が徐々に明らかに。母・エリザベスを救うためエジンバラを目指すトリスタン一行と、それを待ち受けるデスピアス。そして、“七つの大罪”をも巻き込む、運命の歯車が動き出す――。
Netflix映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』は12月より全世界独占配信