Amazon Original『モダンラブ・東京～さまざまな愛の形～』の完成披露イベントが10月18日（火）に都内で行われ、水川あさみ、前田敦子、榮倉奈々、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆、ユースケ・サンタマリア、池松壮亮、平柳敦子監督、廣木隆一監督、山下敦弘監督、荻上直子監督、黒沢清監督、Awesome City Clubが登壇した。

ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる物語を描いたAmazon Original『モダンラブ』。2019年にアメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が、舞台を東京に移して描かれる『モダンラブ・東京』に、日本を代表するキャストと映画監督陣が集結しました。本作で描かれる7つの物語では、忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、さまざまな“愛”のカタチを映画界の第一線で活躍する監督たちが描く。

イベントには、エピソード1「息子の授乳、そしていくつかの不満」より水川あさみと前田敦子、本作のショーランナー兼エピソード1と6の監督を務めた平栁敦子監督、エピソード2「私が既婚者と寝て学んだ事」より榮倉奈々と廣木隆一監督、エピソード3「最悪のデートが最高になったわけ」より伊藤蘭と石橋凌と山下敦弘監督、エピソード4「冬眠中のボクの妻」より成田凌と夏帆と荻上直子監督、エピソード5「彼を信じていた十三日間」よりユースケ・サンタマリアと黒沢清監督、エピソード6「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」より池松壮亮の総勢14人が登壇し、さらにAwesome City Clubが主題歌「Setting Sail～モダンラブ・東京～」の生パフォーマンスを披露した。

Awesome City Clubによる主題歌の生パフォーマンスで幕を開けた今回のイベント。キャスト・監督陣はエピソードごとに人力車で登場し、ステージでは横一列に並んだ。本作で描かれる家族愛に「完璧主義者で、一生懸命に生きているからこそ何かしらちょっとしたことを見失ってしまうところはキュートさでもありますが共感できる」と明かした水川、前田は「真莉の気持ちが痛いくらい私も経験したので懐かしいなと思いながら。真莉の周りの家族愛はすごく素敵」と語った。

また、「もともと『モダンラブ』がすごく好きだった」という榮倉は「どうしても出たいという思いはありました。ただ扱っているテーマは繊細なテーマかなと思う。友達同士で話せるような内容ではない。ただそこに躊躇して避けるのではなくぜひ見ていただきたくて」と作品への思いを語った。

「とにかく優しく包み込んでほしいというのと、かわいらしくいて欲しい、世界中の人に“こんな夫が欲しい”と言われるような役を作ってほしい」と監督からの話を受けて役作りをしたという成田は「不器用ながらも一生懸命寄り添って、素敵な男性だと思ってやていました」と明かした。一方で夏帆は「切実でありながらも重く暗くなりすぎずに。気持ち的には沈んでいるんですけどエネルギーを持ってと意識しながら」と振り返った。

「久しぶりにお会いしたんですけど、普通20年くらい経ったら変わるじゃないですか。監督の時代を追い越している感覚は一切変わってなくて、ゾーンに入ったまま撮影ができました」と振り返ったユースケ。黒沢監督は「20年ぶりだったんですけど、今回いただいたお題が50歳の男女の淡い恋の物語というお題で。ユースケさんも永作（博美）さんも全く変わってないんです。出来上がったものは不思議な青春映画になっちゃいました」と明かした。

全編ロサンゼルスで撮影したという池松は「ナオミ（・スコット）さんは驚くほど愛情深くていろいろ助けてもらった。全編英語のセリフだったんですけど、Earthっていう言葉が言えてるつもりだったんですけど違うと言われて」と苦労もあったという。また、サンフランシスコ在住の平栁監督を含めて、現地のスタッフとも会えたことが「思い出深い」と振り返った。そんな平柳監督は「すごくナチュラルに素晴らしい演技をしていただいて。最終的にはジャパニーズ ブラッド・ピットになっているので」と絶賛、池松は照れ笑いを浮かべた。

また、イベントでは“今愛していること”をフリップで披露。最後に平栁監督は「一つ一つがたくさんの愛のこもったエピソードです。各監督の色と味とユニークなスペシャルなアンソロジーになっています。世界のみなさんと一緒に笑って泣いて、楽しんでいただけたら」とメッセージを送った。

【写真・文／編集部】

Amazon Original『モダンラブ・東京～さまざまな愛の形～』（全7話）は2022年10月21日（金）より配信開始！
監督：平栁敦子、黒沢清、荻上直子、廣木隆一、山下敦弘
出演：水川あさみ、前田敦子、榮倉奈々、柄本佑、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆、永作博美、ユースケ・サンタマリア、ナオミ・スコット、池松壮亮、黒木華、窪田正孝
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