『耳をすませば』の女子会イベントが10月28日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、清野菜名、内田理央、安原琉那、住友沙来、西麻美プロデューサーが登壇した。

1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表された青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、1995年にスタジオジブリがアニメ映画化した。そんな人気漫画原作を元に、新たな実写映画が誕生した。漫画・アニメ映画で描かれた中学生の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わり二重構造で描かれる本作。大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じ、平川雄一朗がメガホンをとる。

今回のイベントは女子会トークとして、最初に“好きな人にどう伝えるか”という質問にAかBの札で回答。内田だけが“LINEや電話で伝える”と答え、ほかの3人は直接伝えると回答。清野は「直接言われたいし、自分も顔を見て言いたい。表情や雰囲気も含めて伝えたい」と理由を語った。安原は「本気で思ってる感が伝わらないから」と想像し、笑いを誘った。住友は「もし思いを伝えるなら直接告白するのかなと思います」と共感している様子だった。一方で「自分から言うときに勇気が出なさ過ぎて、現実的に考えるとLINEで送っちゃうと思いました。『うぇーい、好き』みたいな(笑)最悪ダメでも冗談で済ませられるようなずるい感じです」と答え、笑いに包まれた。

続けて、“10年間の遠距離恋愛ができるか”という質問には、安原だけが“できる”と回答し、「雫と聖司くらい思い合ってたらできるんじゃないか」と本作への出演がきっかけで考えが変わったという。10年後の雫を演じた清野は「現実的に見たら難しいんじゃないかなと思いました」と答えた。内田は「オンラインでつながれる時代になったとはいえ10年は長いかもしれない」と率直な思いを語った。

“自分からアプローチする派か”という質問には、清野だけが“自分からしたい派”となり「思いを我慢させているのが苦手で、言葉でもメールでも好きだったら好きだよとか、会いたいとか、ご飯行きたいとかアプローチするタイプです。あふれ出てしまいますね」と理由を語り、「すぐ結果を求めちゃう」と語った。一方で「好きな人ほど避けちゃう。傍から見たら嫌いみたいな態度を取りがち。本当に良くないと思います」と笑う内田は「なかなか伝わってないです、80%くらいの確率で。言葉で伝えなきゃとは思っています」と悩みもあるという。

“恋人にするなら聖司派か杉村派か”という本作ならではの質問には、西プロデューサーだけが聖司で、ほかは杉村を選択。「自分もド直球だし、相手にも直球型でいてほしい」と答えた清野。安原は「杉村は相手を笑わせようとしてくれるのが魅力的。ふざけ合える関係って大事かな」と理由を語った。内田は「何でも伝えてくれる」、住友も「おもしろい人が好き」とキャスト陣が杉村の魅力を語った。これに西プロデューサーは「(聖司は)初恋の人ですから」と笑顔を見せた。

さらに、“どんなシチュエーションのデートをしたいか”と聞かれると「聖司くんは自分が知らないようなレストランに連れて行ってくれそう。杉村はいろいろ考えたけど牛丼になっちゃったみたいな他愛もない感じが見えました」と想像した内田、清野は「杉村はスポーツが好きで、体を動かすデートをしたい」と語った。

最後に内田は「女性キャストの中では杉村が人気ということが分かって、杉村が喜びそうだなとほっこりしました」、清野は「たくさんの方からメッセージをいただいて、まだまだ『耳をすませば』がどんどん広がっていってほしいなと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『耳をすませば』は公開中!
監督・脚本:平川雄一朗
出演:清野菜名、松坂桃李/山田裕貴、内田理央/安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、音尾琢真、松本まりか、中田圭祐、小林隆、森口瑤子/田中圭、近藤正臣
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
©柊あおい/集英社 ©2022『耳をすませば』製作委員会