連載開始から42年の大人気4コマ漫画が初の実写化!土曜ドラマ『かりあげクン』のキャスト陣が発表された。
本作は、「コボちゃん」「フリテン君」などの大人気4コマ漫画で知られ、今年で画業51年を迎えた植田まさしの代表作「かりあげクン」(双葉社「月刊まんがタウン」「週刊大衆」連載)が原作。昭和、平成、令和と移り行く時代に合わせ老若男女問わず読者を楽しませ続けてきた「かりあげクン」が連載42年の時を経て、初の実写ドラマ化。1話に複数のショート作品を組み合わせた本作ならではのテンポの良い痛快ドタバタコメディドラマとなる。現在の社会で話題になっている「ジェネレーションギャップ」や「○○ハラスメント」などをかりあげクンの天才的ないたずらの発想で笑いに変えていく様は、子供たちだけでなく、大人たちの鬱憤もスカッと晴らしてくれるに違いない。
主人公・かりあげクンこと“かりあげ正太”役を戸塚純貴が演じることが発表されている本作だが、今回、かりあげの務める会社・ほんにゃら産業で働く“クセ強”な社員たちが発表された。
本作のヒロインにしてレギュラーキャストで唯一のドラマオリジナルキャラクターの新人派遣社員・清水彩花(しみず・あやか)役を演じるのは樋口日奈。樋口が連続ドラマにレギュラー出演するのは乃木坂46卒業後初。乃木坂46に在籍中も「教場Ⅱ」(フジテレビ系)、「何かがおかしい」(テレビ東京系)、「世にも奇妙な物語’22年夏の特別編」(フジテレビ系)などの話題作に出演し、その高い演技力で視聴者を魅了してきた樋口が今回演じる清水は、営業部に入社した新入社員で「なぜ、かりあげクンはクビにならない?」と思っていながら日々仕事を一生懸命こなすOL。明るく思いやりがあり、5分前行動を心がけるほどの真面目な性格が裏目にでてしまい、いつもかりあげクンに翻弄されドタバタな毎日に巻き込まれていくことに。そんな清水は日に日にかりあげクンのことが気になっていき……。かりあげクンの奇想天外なイタズラに翻弄されるヒロイン役をコメディ風味いっぱいに体当たりで演じる。
かりあげクンを叱り続けて42年、昭和が抜けない課長・木村隆二(きむら・りゅうじ)役を演じるのは芸人・岩井ジョニ男(イワイガワ)。芸人屈指のリアクションに加え、原作の課長と同じチョビヒゲも相まってまさにハマリ役。社内で唯一課長の無自覚なセクハラにビシッと物申す係長・太田裕子(おおた・ゆうこ)役には、舞台を中心に活動し、多くの映画・ドラマにも出演し多彩な役を演じ分ける女優・野口かおるが演じる。
ほんにゃら産業社長の息子であり、甘やかされて育った放蕩息子・木下優(きのした・まさる)役には、キングオブコント常連の生粋のコント師で、最近ではTikTokのショートネタ動画をバズらせ多方面で人気のある芸人・大水洋介(ラバーガール)。かりあげクンといたずらを企み、オフィスを混乱させる。大水演じる優の父であり、ほんにゃら産業の社長・木下藤吉(きのした・とうきち)役をドラマや映画はもちろんのこと、CMやバラエティー番組にも多数出演し、老若男女問わず全世代に知られる名バイプレーヤー・温水洋一が演じる。
樋口日奈 コメント
清水彩花を演じさせて頂きます、樋口日奈です。
お話を聞いた時は、あの''かりあげクン''が実写化されるの!?と、童心に帰ったようなワクワク感を抱きました。自分の思うままに生きるかりあげさんに、クスっと笑ってしまうような面白さも感じつつ、ちょっぴり羨ましいなとも思ったり…次第に心惹かれていく!?清水の姿にもぜひ注目して頂きたいです。乃木坂46から卒業後初めての、連続ドラマの撮影に緊張していましたが、キャストの皆さん、スタッフさん、みなさん全員があたたかい現場に、不安なんて吹き飛ぶくらい!日々癒されておりました。放送、ぜひお楽しみにしていて下さい!!!
岩井ジョニ男(イワイガワ) コメント
出演が決まった時、初めてチョビヒゲを生やしていて良かったと思いました...(笑)。記念に単行本57巻くらい一気に買ったので、これからじっくり読みたいと思っています。感情の起伏が激しい課長ですが、自分のストレス発散の為に怒るのではなく、愛情を持って部下に接する熱い心を持った上司だと思います。かりあげクンのいたずらに振り回されるみんなを見ていると、茶目っ気たっぷりで「こんな会社いいなあ」と思いました。令和になって忘れかけている昭和の良さを「かりあげクン」でもう一度呼び覚ましたいです。私、昭和大好きなので!(笑)。「かりあげクン」、お楽しみに!
野口かおる コメント
「かりあげクン」の世界観の中で、中年女性を担当しております、太田係長役の野口かおるです。昭和、平成、令和と時代を跨ぎながら、40年以上に渡り、連載が続いているかりあげクン。ポーカーフェイスなイタズラで、数多のサラリーマンの鬱屈を晴らしてきたかりあげクンが、この令和の世のドラマ化で、如何なる風を吹かすのか、乞うご期待であります!特に、女性の生き方、働き方、変わりましたよね。ザ・昭和生まれのボディに平成バンザイの青春を搭載し、令和の視点をアップデートした太田係長。お局キャラの万華鏡のような女性ですが、自分が受け取ったバトンを点検しながら、次の世代にどんなバトンを渡せるか、真摯に向き合う素敵な人だと思ってます。皆様、是非、心の襟足をかりあげながら御覧ください!
大水洋介(ラバーガール) コメント
自由に振る舞うかりあげクンをなぜか慕う優役を演じます。戸塚君とは昔公園で2人でキャッチボールをした仲でもあるので、セリフのキャッチボールも見事な物になっていると確信しています。
温水洋一 コメント
多くの4コマ漫画雑誌が流行ったあの頃、20代だった僕は駅の売店で「かりあげクン」の掲載誌を買い、電車で周りを気にしながら笑いをこらえて読みました。あれから30年余り。その実写ドラマ化。社長役。お話をいただき本当に嬉しかったです。とにかく「漫画っぽく」を基本に、楽しく演じました(笑)。
昭和から平成、令和となった今でも、変わらずにゆるりと楽しめるドラマになってます。イタズラ好きのかりあげクンと、周りのユニークなキャラたちが繰り広げるゆるい騒動。ほんにゃら~とご覧ください。
さらに、主題歌情報が解禁された。主題歌を担当するのは、「六本木クラス」(テレビ朝日系)の挿入歌やCM「家庭教師のトライ」(シンガーおんじ篇)での歌唱を担当するなど、ネクストブレイク必至の今大注目のシンガーソングライター松室政哉。松室が歌う主題歌「愛だけは間違いないからね」は、“愛”をテーマに松室ならではの気持ちの良いテンポのポップスとゴスペルが組み合わさった楽曲に。イタズラをして困らすがなぜか愛され続ける「かりあげクン」の世界観にマッチした曲となっています。主題歌と「かりあげクン」の世界が織りなすグルーブは必聴必見だ。
松室政哉 コメント
主題歌のお話を頂いた時は非常に光栄に思うと同時に、あの「かりあげクン」がどんな風に実写ドラマ化されるのかと、とてもワクワクしました。コロナ禍や世界情勢など不安な出来事が続く近年ですが、この曲は、そんな生きにくい世の中でも信じていたい"愛"を歌った曲です。笑いと愛に溢れたこのドラマと「愛だけは間違いないからね」が重なる瞬間に生まれるメッセージが、皆様に届くことを今から楽しみにしています。そしてこの曲が[かりあげクン]のように、長く沢山の人に愛される作品になれば嬉しく思います。
土曜ドラマ『かりあげクン』は2023年1月7日(土)よりBS松竹東急にて毎週23時放送(全12話)
出演:戸塚純貴、樋口日奈、岩井ジョニ男(イワイガワ)、野口かおる、大水洋介(ラバーガール)、温水洋一
©BS松竹東急/AOI Pro.