『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』の完成披露上映会が11月9日(水)に丸の内ピカデリーで行われ、岡咲美保(リムル=テンペスト役)、福本莉子(トワ役)、豊口めぐみ(智慧之王役)が登壇した。
スライムとして転生した元サラリーマン、リムル=テンペストが仲間とともに奮闘し、国を興し、異世界で頭角を現すまでを描いたTVアニメ第1期。大いなる陰謀を退け、リムルが魔王の一柱(ひとり)にまで上り詰めたTVアニメ第2期。そして『転スラ』ワールドがさらに進化。待望の映画化は、完全新作として、ストーリー原案を原作・伏瀬が担当する。
TVアニメシリーズから続投の岡咲と豊口だが、「TVシリーズが続くと劇場版を期待してしまうところもありまして」と話す岡咲は「(TVシリーズでは)もしかしたら映画になるのかなという淡い期待を持ちつつ演じていました」と振り返った。同じく「シリーズ始めるときはこんなに長く続くとは思っていなかった」という豊口は「みなさんが応援してくれたおかげで劇場版にまでなった」と感謝の気持ちを口にした。
一方で劇場版の新キャラクターを演じる福本は「ビックリしました。すごくうれしかったです」と言い、「ファンがたくさんいらっしゃる作品だと知っていたので、この仕事を受けるからにはトワとして生きねば」と決意があったという。そんな福本に「ピッタリでした!」という豊口。岡咲は「転スラ知っててくださったんだって知りました」と笑顔を見せた。
また、公開日の11月25日が誕生日だという福本は「映画の宣伝の時に、作品ごとに覚えるのが大変なんです。今回は一発で」と笑いを誘った。その福本は「最初は自分の声が気になっちゃってなかなか冷静に見れなかった」と言うが、「戦闘シーンが迫力があってかっこいい。私はリムルさんと話せて嬉しい」と言うと、岡咲は「うれしい!」と笑顔を見せた。
タイトルにもある“絆”について聞かれた豊口は、今回久しぶりに岡咲と会ったと言うが「久しぶり感がまったくなくて、これは絆なのかな。それが当たり前みたいな感覚なのは絆なのかな」というと、岡咲は「『転スラ』始まって4年くらい経ちますから。成長をずっと見守って下さている存在です」と語った。
作品の内容にちなんで、“どんなユニークスキルが欲しい?”という質問に3人がフリップで回答。「猫愛者」と書いた岡咲は、実家で猫を飼っているというが、コロナ禍で帰れず、さらに猫アレルギーでもあるため「たまに帰ると私の身体も拒否反応を起こすし、猫もイラついた“ニャー”という声を」と明かし、「好きだよって伝えたい。(アレルギーで触れないという)誤解を解きたい」と理由を説明した。「酔無者」と答えた豊口は「お酒を飲んだ時にずっと酔わなければ飲み続けられる」「怖いアトラクションに乗った時に酔わなければ楽しく乗れる」と2つの理由を説明。「旅行者」と書いた福本は「行きたいときに行けるスキルが欲しい」と言い、「ヨーロッパに行きたい」と答えた。
最後に岡咲は「『転スラ』も大きくなったな、感慨深いと思って。みなさん一人一人が愛を持って『転スラ』を見続けてくださったおかげでここまでくることができました。映画も観ていて、第三者目線で“おもしろい”と思えるくらい文句なしに完成度が高い映画です」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』は2022年11月25日(金)より全国で公開!
配給:バンダイナムコアーツ
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会