『メイヘムガールズ』の完成披露試写会が11月10日(木)に都内で行われ、吉田美月喜、井頭愛海、神谷天音、菊地姫奈、木戸大聖、藤田真一監督が登壇した。

感染症がまん延する社会で、文化祭や体育祭など、今までであれば学生時代に経験するはずだった青春のイベントが次々と中止になり、学生たちの思い出作りのチャンスを奪ってきた。そんな制限だらけの毎日にストレスを抱える女子高生たちのイラ立ちが、突如超能力となって彼女たちの元に舞い降りたことで始まる。手に入れた超能力によって、窮屈な日常からサスペンスと恋に満ちた非日常に変わってゆく、爽快な青春サイキック・エンタテインメントが誕生した。主演を務めるのは吉田美月喜。井頭愛海、神谷天音らが共演する。

4人は世代が近いことから、「和気あいあいとしていて、不安だったり、どうしようということもリラックスして話せた現場」という吉田。12月24日のクリスマスイブにも撮影があり、藤田監督からのクリスマスケーキの差し入れもあったようで井頭は「みんなで美味しく食べたのが思い出に残っていて」と笑顔を見せた。菊地は、そんなクリスマスイブに「クリスマスケーキを食べた後に、『みんなでなにかしたいね』とお好み焼きを4人で食べに行ってお話したのが印象に残っています」とエピソードを明かし、吉田も「充実したクリスマスイブ。女子4人で」と共感していた。また、真冬に制服での撮影ということもあって神谷が「寒かったときもありましたね…」と素直な気持ちを語ると「申し訳ございません」と藤田監督は謝罪し、笑いを誘った。

また、「ワイヤーアクションを使ったCGが魅力の一つ」という吉田は「器具の付け方から、一から教えていただいた」という。井頭は「次の日、全身筋肉痛になるくらい」というほど慣れない撮影だったといい、「全身緑のタイツを着た、通称グリーンマンと言われる方が足を動かしてくれたり、映画に映っていない部分で大変だったシーンが多かった」と明かした。また水中でのシーンが初めてという井頭は「潜っている時間が長くて息を止めてるのが大変でした」と振り返った。

イベントでは、吉田が演じたキャラクターにちなんで“超能力”を披露。破れたポスターを元に戻すという“超能力”で会場を沸かせた。さらに、本作の主題歌「ンーィテンブセ」を担当するあのからのビデオメッセージを上映。主題歌について、自身があののファンだという吉田は「主題歌を歌ってくださると聞いてびっくりしたのとすごく嬉しくて。映画に合う疾走感溢れる音楽と、あのさんにしか出せない若い子の気持ちをすべて代弁してくれているような、そういうのが音楽から感じられた。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

【写真・文/編集部】

『メイヘムガールズ』は2022年11月25日(金)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国で公開!
監督:藤田真一
出演:吉田美月喜、井頭愛海、神谷天音、菊地姫奈、木戸大聖、生稲晃子、大浦龍宇一/カンニング竹山、内田奈那、畑中有里、ゴーシュ凜、乃上桃音、舞沢萌愛未、中野恵那、莓瑚、三和万亜子(from めにぱら)、あいだあい
配給:アルバトロス・フィルム
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