Netflix映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』の本予告映像が解禁された。

本作は、児童文学の金字塔であり世界中で愛され続ける愛と悲しみの物語を、『パシフィック・リム』『シェイプ・オブ・ウォーター』などを手掛けてきたギレルモ・デル・トロの監督・脚本・製作により新たに映像化されたストップモーション・ミュージカル長編アニメーション映画。ピノッキオ役にはグレゴリー・マン、コオロギのセバスチャン・J・クリケット役にはユアン・マクレガー、ゼペットじいさん役はデヴィッド・ブラッドリー。他にティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、フィン・ヴォルフハルト、ケイト・ブランシェット、ロン・パールマンらが名を連ねている。

おもちゃ職人のゼペットじいさんに作られた“ピノッキオ”という操り人形に、愛の力で命が宿り、ピノッキオが本物の人間になりたいと願うようになっていく、愛と冒険と、悲しみの物語。解禁された映像では、ユアン・マクレガー演じるセバスチャン・J・クリケットが「君に伝えたい―。知っているようで、知らない物語だ」と語る様子から始まり、これまで世界中で語り継がれた物語にデル・トロが新たなエッセンスを加えたことを期待させる。続く映像では、人々が喋る人形を気味悪がり、「ただの人形だ」と心無い言葉を発するも、めげずに「違う!僕は少年だ!」と希望に満ちた様子のピノッキオ…。

しかし、そんな彼の期待を裏切るように、事実と異なることを言ってしまったピノッキオの鼻は伸び、現実を突きつけられてしまう。ピノッキオは愛するゼペットじいさんと幸せに暮らすため、そして二度と息子を失う悲しみで苦しませないため、人間になることを決意する。果たしてピノッキオは、ずる賢い人間の策略や、海での遭難など次々襲いかかる危機を脱し、人間になることができるのか?

デル・トロは「この夢のプロジェクトを何年も追い求めてきたんです。私たちは長い時間をかけて、静かに、慎重に、一歩一歩、歩みを進めてきました。一歩も譲らずに、このプロジェクトを進めてきたのです。私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って実践しています。この古典的な物語をまったく新しい方法で再現するには、ストップモーションアニメーションは理想的な手法です」と、文字通り“渾身作”であることを打ち明ける。映像も、「時に人は、知らないものを恐れる」、「お前は永遠の命を持つが、お前の愛する人は違う。いつまで一緒にいられるか分からない」など辛辣な現実を表すセリフが飛び出しながら、ラストは「命は素晴らしい贈り物だ」と優しくて暖かい言葉で締めくくられる。

予告映像

Netflix映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』は2022年12月9日(金)より独占配信開始!