“おいしくてもどかしい”極上グルメラブストーリー『ながたんと青と-いちかの料理帖-』の主演を、WOWOW連続ドラマ初主演となる門脇麦が務めることが発表され、併せて超特報映像が解禁された。

月刊漫画雑誌「Kiss」で好評連載中の磯谷友紀の同名漫画が原作。戦後間もない京都を舞台に、年の差夫婦が料亭再建に奮闘する中で絆を育んでいく“グルメラブストーリー”だ。全話の監督を務めるのは、『サマーフィルムにのって』(2021)で長編映画デビューした松本壮史。脚本はドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「大江戸もののけ物語」の川﨑いづみをメインライターに、第2回WOWOW新人シナリオ大賞で優秀賞を受賞した弓削勇が執筆する。

WOWOW連続ドラマ初主演となる門脇麦が演じるのは、老舗料亭「桑乃木」の長女で、ホテルのレストランで働く34歳の料理人・いち日。「ながたん」と呼ばれる包丁を残して戦死した夫を思いながら、ホテルの料理人として生きていくことを決めていたが、ある事情から、経営難に陥った実家の料亭を建て直すべく政略結婚をすることに。しかし相手は15歳も年下。しかも初対⾯のいち日に対して“青と(青とうがらし)”のようにクールで辛辣な物言いをする人物で…。女性料理人がまだ珍しかった時代に、前向きに未来を切り開いていくいち日。そんな先駆者的な女性でありながら、日々悩みながら進む<繊細で等身大な姿>を、エッジの効いた数々の難役を演じ、エランドール賞、ブルーリボン賞など数々の受賞歴を持つ若手実力派の門脇が、たおやかに、そして力強く演じる。

併せて、ドラマの世界観を垣間見ることのできる超特報映像が解禁された。いち日が料亭の娘としてこだわる<出汁>と、ホテルの料理人として培った<洋食の技術>を融合した<見た目もおいしい創作料理>の数々は必見だ。『ラーゲリより愛を込めて』(2022)『レジェンド&バタフライ』(2023)『忠⾂蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵』(2021)などさまざまな時代劇で衣裳を手掛けるスタイリスト・大塚満による、いち日の和装を中⼼とした華やかな装いも要注目だ。また劇伴音楽を手掛ける⽥辺⽞、Rachel Abstractの音楽も先行解禁された。

超特報映像

門脇麦(桑乃木いち日)コメント

私自身、食べること、料理することが大好きで、
いつか料理に携わる作品に出演してみたいなとずっと思ってきました。
お話をいただいて、原作を読ませていただき、とにかくご飯が温かく美味しそうで。
そして人間模様も繊細で温かくて。なんて素敵なんだろうと。
演じていても毎日⼼がほかほかでした。
女性がまだ料理人になるのが難しかった戦後直後のお話です。
時代の流れと闘ういち日と、周との関係性の中でほぐれていくいち日の気持ちを温かく見守っていただけたら嬉しいです。
そして皆様にも優しい気持ちが届けば、これ以上に嬉しいことはありません。

©磯谷友紀/講談社

『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(全10話)は2023年春にWOWOWで放送・配信開始!
監督:松本壮史
出演:門脇麦