逃げて、逃げて、逃げまくる――人生を賭けた逃避劇『そして僕は途方に暮れる』の場面写真が解禁された。
本作は、藤ヶ谷太輔演じる主人公の平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族…と、あらゆる人間関係を断ち切っていく人生を賭けた逃避劇。舞台に続き主人公・菅原裕一を演じるのは、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役に中尾明慶が、舞台と同じ役柄で続投。映画から新たなキャストとして、裕一の父・浩二役、母・智子役に、豊川悦司、原田美枝子が名を連ね、姉・香役に香里奈、バイト先の先輩・田村役に毎熊克哉、大学の後輩・加藤役に野村周平ら個性的で魅力あふれるキャスト陣が集結。脚本・監督を務めるのは三浦大輔。
今回、藤ヶ谷演じる主人公・菅原裕一を取り巻くキャラクターたちの場面写真が一挙解禁された。藤ヶ谷をはじめとし、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平、香里奈、そして、原田美枝子、豊川悦司ら全登場人物を写し出している。本作は、平凡な1人のフリーターが、ほんの些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切っていく、人生を賭けた逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。
脚本・監督を務めるのは、『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。ばつが悪くなるとすぐに逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として新たな魅力を放つ。さらに前田敦子、中尾明慶、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平ら、それぞれ個性的で魅力溢れるキャスト陣が集結。映画のエンディングでは、1984年に大ヒットを記録した大澤誉志幸の伝説の楽曲「そして僕は途方に暮れる」を大澤本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。
この“人生を賭けた逃避劇”は、まず裕一(藤ヶ谷太輔)が些細なことから、5年間同棲していた彼女・里美(前田敦子)の元を逃げ出すところから始まる。その後、あらゆるツテを頼って、同郷の幼馴染で親友・今井伸二(中尾明慶)、裕一と同じ居酒屋でバイトする先輩・田村修(毎熊克哉)、映画監督を目指し助監督として働く大学の後輩・加藤勇(野村周平)のもとを順に訪ねるも、次々と逃げ出すはめに。実は、菅原裕一はどこにでもいる平凡なフリーターの男。特にやりたいことや目標もなく、自堕落な日々を過ごしてきたが、特別悪い人間でもない。なぜ彼は“逃避”することになってしまったのか。
そして、行き場を無くした裕一は、ついに家族の元へ。同じく東京に住んでいるそりの合わない姉・香(香里奈)のマンションを訪ねるが、自身のダメっぷりをことごとく指摘され、香の部屋をも飛び出す始末。もう実家しか行くあてがない──。と、裕一は、夜行バス、フェリーと乗り継ぎ、母・智子(原田美枝子)が1人暮らす故郷、北海道・苫小牧へ辿り着く。久々の息子の帰省を嬉しそうに出迎える母。しかし、母は裕一の想像をはるかに超える“ある事情”を抱えていた。さすがの裕一も思わずドン引きし、実家を飛び出してしまう。雪降る中“途方に暮れる”裕一が偶然出会ったのは、10年前に家族から逃げていった父・浩二(豊川悦司)だった…。
恋人、親友、先輩、後輩、そして家族…裕一を取り巻く人々。それぞれの問題を抱える彼らは、逃げ込んできて、逃げ出していく裕一を見て、何を思っていたのか――。人間のリアルな感情を映し出す本作の人間ドラマが垣間見える写真となっている。
『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
脚本・監督:三浦大輔
出演:藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平/香里奈、原田美枝子/豊川悦司
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会