美しく壮大なダーク・ファンタジー『グリーン・ナイト』の背景や世界観をわかりやすく紐解く解説動画が解禁された。
14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」は、「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた。この原典を、ロウリー監督自身が深い愛と敬意をもって大胆に脚色。過酷な自然界へと挑む冒険と幻想的で奇妙な旅を通して、自分の内面へと向き合っていく若者の成長物語を、示唆に富んだ斬新で濃度の高い魅惑的な映像で描き出す。アーサー王の甥として恵まれた環境で怠惰な日々を送る主人公サー・ガウェインを演じるのはデヴ・パテル。まだ正式な騎士ではなく未熟でどこか頼りないガウェインが、クリスマスの残酷な“遊び事<ゲーム>”から1年後、未知の世界へと挑んでゆく姿を魅力的に演じる。ジャンル映画をアートの域まで高めてきたA24が贈る初の本格ファンタジー。
今回、中世文学の最高傑作であり、アーサー王伝説のひとつ「サー・ガウェインと緑の騎士」や、映画『グリーン・ナイト』の魅力を様々な角度から紐解く解説動画が解禁された。時代を超えて受け入れられてきた「サー・ガウェインと緑の騎士」と本作を、【起源】【伝説】【英雄】【家系】【旅】の5つのパートに分けて約190秒で、様々な角度から分析し深掘りする。ネタバレなしの映画公開前の予習としてぴったりの映像となっている。
広い文化圏に影響を与えた神話的な道徳の物語である「緑の騎士」の【起源】をたどるパートでは、翻訳を手がけたJ・R・R・トールキンが “中世を振り返るカラフルなガラス窓”と評した言葉や、貴重な1731年の原本が映し出される。【伝説】のパートでは、アーサー王の宮殿に突如現れた緑の騎士が危険なゲームを持ちかける本編シーンをふんだんに使用し「緑の騎士は敬意の象徴」と紹介される。【英雄】のパートでは、まだ英雄譚をもたないガウェインのキャラクターの位置づけや、この物語がポップカルチャーや数々のキャラクターに与えてきた影響などを紹介。【家系】のパートでは、アーサー王や女王グィネヴィア、王の異父妹であるガウェインの母など、ガウェインをとりまくキャメロット王国の人々を紹介。【旅】のパートではガウェインが臨む過酷な旅路を通して現代にも通じる教訓を伝えていく。
本映像は大塚明夫が全編にわたって解説のナレーションを担当。劇場公開は字幕版のみの上映となるが、本映像中のラルフ・アイネソン演じる緑の騎士のセリフの吹き替えにもチャレンジしており、貴重な映像となっている。またオリジナルとなる字幕版のナレーションは、本作でタイトルロールの緑の騎士を演じ『ハリー・ポッター』シリーズのアミカス・ カロー役などでおなじみのラルフ・アイネソンが担当している。
解説動画<大塚明夫吹替版>
解説動画<字幕版>
『グリーン・ナイト』は2022年11月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー
出演:デヴ・パテル、アリシア・ヴィキャンデル、ジョエル・エドガートン、サリタ・チョウドリー、ショーン・ハリス、ケイト・ディッキー、バリー・コーガン、ラルフ・アイネソン
配給:トランスフォーマー
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