「かいけつゾロリ」35周年記念劇場版アニメ最新作『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』の完成披露舞台挨拶が11月22日(火)にTOHOシネマズ日本橋で行われ、山寺宏一、生田絵梨花、霜降り明星(粗品・せいや)、原作者の原ゆたかが登壇した。
いたずらの王者をめざすキツネのゾロリが双子のイノシシ・イシシ&ノシシをおともに旅をしながら、行く先々で大活躍する冒険劇「かいけつゾロリ」。本作は2019年に発売された「かいけつゾロリ スターたんじょう」をベースに映画オリジナルストーリーとして再構成。テレビシリーズの人気キャラクターも総出演します!おなじみのゾロリの冒険はもちろん、スターを目指す女の子・ヒポポの涙と感動の成長物語を、映画オリジナルの歌にのせて届ける。音楽で魅せるエンタテインメントの要素も加わってパワーアップした「かいけつゾロリ」35周年記念作品。
シリーズ35周年記念作品の本作は、2019年に発売された「かいけつゾロリ スターたんじょう」をベースにした映画オリジナルストーリー。そんな本作に、ゾロリ役の山寺は「(生田が演じる)ヒポポが素晴らしい!生田さんすごいんです。本当に素晴らしい。歌がたくさん出てくるのでみなさんにも覚えて欲しい」と大絶賛し、これに生田は「山寺さんに褒めていただけるとしみますね」と感慨深げな様子を見せた。
その生田は劇中では5曲を披露しているが「ドッキリを仕掛けながら歌の練習をするところが、叫ぶやら息遣いが荒くなるやら、ドッキリ歌唱が大変でした」と振り返り、これには山寺も「台本を読んだら、これは難しいだろうと。不可能だと思ったら見事に。見どころです」と称賛した。役作りについて生田は「か細めからつくっていって、貫禄だったり、スター感が出るように声の幅を広げていくように意識はしました」と語った。
また、注目ポイントを聞かれると、「ヒポポちゃんの成長物語でもあるし、それを見ているゾロリも変わっていく」と話す山寺は「音楽が見どころ」と挙げた。ヒポポ役の生田は「原先生が書いてくださる歌詞が、(自身の出演舞台で)舞台袖にいるときに心に入ってきて勇気づけられることがたくさんありました」と明かした。
「本を書いたときは映画化する予定がなかったので。本はみんなの心の中で想像してもらえるんだけど、映画化するとうまい歌手といい曲を誰かが書かなきゃいけない」と話す原。作曲を担当した田中公平に「いろいろ伝えたら素晴らしい曲ができた」という。そして「誰が歌うかというときに生田さんしか思いつかなかった」とオファーの経緯を語った。さらに原は、その生田のレコーディング時には「ひと声出た時に、田中さんと顔を見合わせて『すごい』と」と振り返った。
作品の内容にちなんで、“子どものころの夢”を聞かれた山寺は「最初は漫画家になりたいと思った。でも自分独自の絵が描けないことに気づいた。そのあとは動物のモノマネをするのが好きで。そして今こうなっちゃった」という。
一方で「小学生のころからミュージカル女優になりたいと言っていました。今ミュージカルに出させていただいているので叶っていると思います」と話す生田は、夢を叶える秘訣について「ずっと思い続けていたことですかね。うまくいかないこともたくさんありましたけど、好きだし、やりたいし。調子がいい時があったらよりがんばってということの積み重ねです」と語った。
最後に山寺は「ハラハラドキドキして心が豊かになる素晴らしい映画です」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』は2022年12月9日(金)より全国で公開!
監督:緒方隆秀
声の出演:山寺宏一、愛河里花子、くまいもとこ、梶裕貴
特別出演:生田絵梨花、霜降り明星(粗品・せいや)
配給:東京テアトル
©2022 原ゆたか/ポプラ社, 映画かいけつゾロリ製作委員会