幕張メッセで開催中の「東京コミコン2022」で11月25日(金)に行われたセレブ・ステージにアンディ・サーキスが登壇した。
2016年の第1回から毎年海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、ポップ・カルチャーの祭典として熱狂と感動を積み上げてきた東京コミックコンベンション(東京コミコン)。今年は3年ぶりのリアル開催として、11月25日(金)~27日(日)に幕張メッセで開催される。
冒頭では、自身が演じた『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムの声で「precious」とセリフを披露し、会場を盛り上げたアンディ。同役を演じた際には「声だけの出演だと思っていたら、『新しい技術があるんだ』」とピーター・ジャクソン監督からの話を受けて、モーションキャプチャを担当することになったと振り返った。
一方で『ヴェノム』では監督を務め、トム・ハーディやウディ・ハレルソンらキャスト陣に演出も行っているが「ウディには、ヴェノムの声をどう表現していくかを気持ちを変えるように、メンタル面でのお手伝いをした」と監督としての一面も披露した。
数々のシリーズに出演するアンディだが、その作品によっての違いについて「それぞれの世界観がある。行き来することは光栄に思う」と言い、マーベル作品については「ユーモアがある」、DCについては「ダークさがあり、エモーショナルなものを伝えるものがある」と語り、さらに『スター・ウォーズ』ではスノークを演じたのちに、『キャシアン・アンドー』でキノ・ロイを演じ、2つの役を演じているアンディは「光と闇が見られる正反対の役を演じている」と語った。
さらに、マーベルの『ブラックパンサー』で演じたユリシーズ・クロウについて、また出演する可能性を聞かれると「なくはない」と言い、「ユリシーズというキャラクターは大好きです。神話的なストーリーでもあるので、どこかで登場するということはなくはないので…」と笑顔を見せた。
『ヴェノム』では日本カルチャーへの興味も感じされるが、アンディ自身の日本への思いについては「日本のマンガ、アニメーション、芸術が好き。今の日本人の世代が新しい物語を作るのが上手」とコメントしたアンディは、今回4回目の来日で「京都も見たいし、新幹線に乗りたい」と語った。
イベントの最後には、『キャシアン・アンドー』での自身が演じるキノ・ロイのセリフである「One Way Out」を披露し、会場を盛り上げ、「多くの方に愛されて、これからも大切にされていく作品が幸せです」と締めた。
【写真・文/編集部】
「東京コミックコンベンション2022」(東京コミコン2022)は2022年11月25日(金)~27日(日)に幕張メッセで開催!
東京コミコン2022公式WEBサイト