ルーカスフィルムが贈る冒険ファンタジー・シリーズ『ウィロー』のワールドプレミアが11月29日[現地時間]にロサンゼルスで行われ、キャスト・スタッフ陣が登壇した。
「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズを生み出したジョージ・ルーカスが原案と製作総指揮を務め、アカデミー賞受賞監督のロン・ハワードが監督を務めた映画『ウィロー』(88)。魔法使い見習いの主人公ウィローが、仲間たちと共に邪悪な魔女から世界を救う冒険譚は、公開当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの稀代のヒットメーカーの新作とあって大きな話題を呼んだ。これまで誰も見たことのないような剣と魔法のファンタジックな世界を、当時の最先端視覚効果で見事に描き切った『ウィロー』は、以降のファンタジー作品に大きな影響を与える伝説の作品となった。そして34年の時を経て、ディズニープラスオリジナルシリーズとなって蘇る。
イベントには、主演のワーウィック・デイヴィスをはじめ、反骨精神旺盛なプリンセスのキット役ルビー・クルス、キッチンメイドのダヴ役のエリー・バンバー、負けん気の強い女性剣士ジェイド役のエリン・ケリーマン、魔法使いに憧れる気弱な王子グレイドン役のトニー・レヴォロリ、粗野で一匹狼の囚人ボーマン役のアマール・チャーダ・パテル、プレイボーイな王子のエリク役のデンプシー・ブリク、ウィローのかつての仲間で王国の女王ソーシャ役のジョアンヌ・ウォーリーら豪華キャストの他、本作のプロデューサーを務めたジョナサン・カスダンやロン・ハワード、そして彼らの冒険を助ける重要人物を演じるクリスチャン・スレーターも登壇する豪華なプレミアとなった。
配信を目前に控えて行われた本イベントは、傑作冒険ファンタジーの34年ぶりの復活に期待を膨らませる大勢のファンの熱気と歓声に包まれた。思い思いのコスプレに身を包むファンが集結し会場が最高潮に盛り上がる中、作中の神秘的な世界観を彷彿させる草木があしらわれたグリーンカーペットに、劇中での魔法使いの姿とは打って変わりネイビーのシックなスーツに身を包んだワーウィック・デイヴィスが登場。「ウィローを初めて演じた時、僕は17歳だったんだ。その後僕は俳優としてのスキルを身につけ、より成長してきた。それだけの年月が経ってからまたこの役を演じられるなんて、本当に夢のようだよ」と語り、34年ぶりにウィローというキャラクターを演じることとなった喜びを明かした。
また、「日本のファンのみなさん、こんにちは。1988年から『ウィロー』をずっと支えてきてくれてありがとう。このシリーズはあなたたちのために作りました!」と配信を心待ちにする日本のファンへ向けてメッセージを送った。前作に引き続きソーシャ役を演じたジョアンヌ・ウォーリーは「この作品には特殊効果もたくさん使われているし物語の中でもいろいろなことが起きるけど、不思議と嘘っぽく感じない。それは核がしっかりしているからだと思うの。そしてその核となるものは全てワーウィックから始まっていると思います」と語り、『ウィロー』が30年以上に渡り世界中で愛され続けている理由を明かした。
トニー・レヴォロリは、「シリーズ全体に“誰だってヒーローになれる”という大事なメッセージがあります。事態がどんなに複雑で最悪だったとしても、自分が強かろうと弱かろうと、誰だって自分のストーリーのヒーローになれる。そしてそれを一人きりでやってみせる必要はない。そんなとても美しいメッセージに、たくさんの人が共感できるんだと思います。」と語り、ヒーローらしくない冒険者たちが世界の危機に立ち向かう本作ならではの魅力を熱く語った。
その他にも、キット役のルビー・クルスやダヴ役のエリー・バンバーら若き冒険者を演じたキャスト陣や、サプライズ出演が決定しているクリスチャン・スレーター、さらにプロデューサーのロン・ハワードやジョナサン・カスダンなど、豪華キャスト&製作陣が登壇し、配信日直前に相応しい大盛況のプレミアイベントとなった。
ワーウィック・デイヴィス(ウィロー役)
――ワーウィック、34年経ってまたこのキャラクターに戻るのはどんな感じでしたか?
本当に良い気分だよ。もちろん今の僕はあの頃よりちょっと歳をとっている。このキャラクターを初めて演じた時、僕は17歳だったんだ。ウィローを初めて演じた時、僕は17歳だったんだ。その後僕は俳優としてのスキルを身につけ、より成長してきた。それだけの年月が経ってからまたこの役を演じられるなんて、本当に夢のようだよ。
――今夜もコスプレをしたファンがたくさん来ています。「ウィロー」が長年ここまで愛され続けるのは、どうしてだと思いますか?
映画『ウィロー』にはハートがたっぷりあった。それに魅力的なキャラクターがたくさん出てくるし、ストーリーもとても共感できるからだろうね。
――ここに来たいけれども来られない、このシリーズを楽しみにしている日本のファンにメッセージをいただけますか?
日本のファンのみなさん、こんにちは。1988年から『ウィロー』をずっと支えてきてくれてありがとう。このシリーズはあなたたちのために作りました!ありがとう!
ジョアンヌ・ウォーリー(ソーシャ役)
――脚本を読んでどう思いましたか?
最初はちょっと読むのが怖かったの。だけど、実際に読んでみたら少しも変な感じがしなかった。すごく自然な流れだと感じたの。長いこと会っていない家族に久しぶりに会ったような気持ちになって、すごくホッとしました。
――「ウィロー」はどうしてこんなに長い間愛され続けてきたのだと思いますか?
ハートがたっぷりとあるからだと思う。嘘っぽくないの。言っていること、わかる?真の気持ちがあるのよ。スペシャルエフェクトがあるし、物語ではいろいろなことが起こるけれど、核にしっかりとしたものがないと、意味がない。(そのしっかりとしたものは)ワーウィックから始まっていると思う。中心にいるのは彼なのだから。ジョン・カスダンは、どうしてオリジナルの映画が成功したのか、最も大事な魅力はどこなのかを理解して、先に進めていったのよ。
トニー・レヴォロリ(グレイドン役)
――ようやく人々に今作をお披露目できる時がきましたね。どんな気分ですか?
信じられない気分だよ。すごく興奮している。ここにいられてとても嬉しい。人々にこのシリーズをようやく見てもらえるんだ。感想を聞けるのが待ちきれないよ。
――ここにも、コスプレをしたファンがたくさんいます。「ウィロー」はどうしてこんなに愛されるのだと思いますか?
シリーズ全体に“誰だってヒーローになれる”という大事なメッセージがあります。事態がどんなに複雑で最悪だったとしても、自分が強かろうと弱かろうと、誰だって自分のストーリーのヒーローになれる。そしてそれを一人きりでやってみせる必要はない。そんなとても美しいメッセージに、たくさんの人が共感できるんだと思います。
『ウィロー』はディズニープラスにて11月30日(水)より独占配信!
©2022 Lucasfilm Ltd.