松山ケンイチ×長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の本予告映像、本ポスタービジュアルが解禁された。

本作は42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのかという真相に迫る社会派エンターテインメント作品。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは松山ケンイチ。斯波と対峙する検事・大友秀美を長澤まさみが演じる。監督・脚本を務めたのは前田哲。

今回解禁されたのは、60秒の本予告映像。松山ケンイチ演じる介護士の斯波宗典は、42人もの老人の命を奪った。彼はその殺人を、“救い”であり、“介護”であると主張する。それに対し、「あなたがやったことに正義などない」と強く非難し、その事件の真相に迫るのは、長澤まさみ演じる検事の大友秀美。

「大切な家族の絆を、断ち切って良いわけがない。」と斯波の犯した罪を強く非難する大友に対し、その絆こそが家族を苦しめていると反論する斯波。さらに、「僕はかつての自分が誰かにしてほしかったことをしただけです」と、連続殺人の動機ともとれる言葉を語り始めると同時に映し出されるのは、斯波の“救い”によって、家族を失ったものたちの様子。「私、救われたんです」と語り、幸せそうな人生を送っている坂井真紀演じる羽村洋子、それとは正反対に、「人殺し!お父さんを返せ!」と法廷で泣き叫ぶ遺族。

映像のラストでは、何者かを抱きしめるように倒れこみ一粒の涙を零す斯波と、誰かに頭を撫でられ、むせび泣く大友が映される。二人の涙に込められた思いと、二人が主張するそれぞれの正義とは…。救うために殺すことは、正義なのか、罪なのか…。

本予告映像

そして、12月9日(金)より映画『ロストケア』ムビチケカード(一般1,500円)が全国の上映劇場にて発売が決定(一部劇場を除く)。数量限定の前売り特典として、ポスタービジュアルを使用したオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。

『ロストケア』は2023年3月より全国で公開!
監督:前田哲
出演:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子/柄本明
配給:日活、東京テアトル
©2023「ロストケア」製作委員会 公式サイト:lost-care.com