『月の満ち欠け』の公開前夜祭舞台挨拶が12月1日(木)に丸の内ピカデリーで行われ、大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、廣木隆一監督が登壇した。

現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、“瑠璃”という名の女性の存在で交錯する。これは、「愛する人にもう一度めぐり会いたい」という願いが起こした”奇跡”が紡ぐ、数奇で壮大なラブストーリー。主人公・小山内堅には大泉洋。小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性・正木瑠璃には有村架純。正木瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦には、ソロでの映画出演は初となるSnow Manの目黒蓮。そして、小山内の妻・小山内梢には柴咲コウ。監督は廣木隆一。

明日12月2日(金)に公開される本作だが、「初めて企画をいただいてから何年経ったのかなと思います」と感慨深げな様子の大泉は「嬉しさもあるけどどこか寂しさもある。宣伝が終わってしまうと目黒蓮とも会わなくなると思うと寂しいなというのはあります。まだまだ目黒蓮はバラエティタレントとし育てたい。育てきれたかなと」と笑いを誘った。これに目黒は「もっと鍛えていただきたいと思います」と答えると、すかさず「なんで厚底の靴を履いてきたの?もともとでかいんだから」とぼやく大泉。この日は2種類の靴を用意されたという目黒は「またぼやかれたいと思って『こっちで』って言いました」とあえて厚底の靴を選んだことを明かし、大泉は「俺のぼやきがクセになっちゃったんだろ」と返し、笑いを誘った。

“自分の前世が何だったか”を発表。「昔番組で調べもらったら空き缶だった」という大泉だが、「北海道の王様みたいな、そんな人だと言われたこともございました。北海道の王様でした」と答え、笑いを誘った。「北欧が好き」という有村は、撮影で行ったときに「呼吸がしやすくて。フィーリングが合う」と感じたようで、改めて一人で旅したというが、「(前世が)“スウェーデンかデンマークにいた人”と言っていただいて。関係してるのかなと思いました」と答えた。そんな中で、「牛です」と即答した目黒は「マイペースなので、ノロノロとしている感じが牛っぽい」と理由を語った。

また、作品の内容にちなんで“運命が変わった場所”を聞かれると「北欧ですか?人って勝手に涙が出るんだと。絶景に出会った時に感じました」と印象深かった様子の有村。続く大泉は、「大学に行ってSnow Manのみんなにに会えたことが…」と話し出す大泉に目黒は「TEAM NACSさんですよね?僕がSnow Manです」とツッコミを入れ、笑いに包まれた。

最後に大泉は「撮影中に家に帰って娘の寝顔を見ていると、自分の周りにある普通はありがたいことで奇跡の連続なんだと思います。僕も生まれ変わってももう一度会いたい人は周りにたくさんいるし、今出会っているみんあとは生まれ変わっても会いたいと思います。いろんなことを考えられる、観終わった後には温かい気持ちになれる映画です」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

※初稿掲載時に一部の漢字表記に誤りがございました。ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。

『月の満ち欠け』は2022年12月2日(金)より公開!
監督:廣木隆一
出演:大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、伊藤沙莉/田中圭、柴咲コウ、菊池日菜子、小山紗愛、阿部久令亜、尾杉麻友・寛一郎、波岡一喜、安藤玉恵、丘みつ子
配給:松竹
©2022「月の満ち欠け」製作委員会