『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開にあたって、ディズニーは自然保護団体「ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)」とグローバルキャンペーン「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」を開始、日本独自の活動として、12月8日(木)にココリコ田中らが沖縄美ら海水族館で海洋生物を紹介する特別講座を開催した。
全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。ジェームズ・キャメロン監督が長年心血を注ぎ、新たな金字塔を打ち立てる作品『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。舞台は第1作から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界。元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とパンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の子供たちからなる家族の物語。一家は神聖なる森を追われ海の部族に助けを求めるが、その楽園のような海辺の世界にも人類の侵略の手が迫っていた―。
海を舞台にした本作を公開するにあたり、ディズニーは米国の自然保護団体「ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)」が掲げている目標「2030年までに地球の海洋の10%を保護する」という趣旨に賛同。「アバター」という作品を通して、海と海洋生物が直面する問題への認識を高め、作品と共通点のある10種の海洋生物とその生息地を保護するためにTNCとグローバルキャンペーン「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」を日本でも開始。バーチャルの世界に広がるパンドラの海「バーチャル・パンドラ・オーシャン」に、「アバター」をモチーフにした自分だけの海の生き物・クリーチャーを作ると、1体ごとにTNCへ5ドル寄付される。このキャンペーンでディズニーは最大100万ドル(約1億36百万円、1ドル136.73円で計算)の寄付を目指す。
自然豊かな沖縄の海をそのまま展示し、海洋生物の調査研究活動や希少生物の保護活動なども行っている沖縄美ら海水族館に、地元の子どもたち(本部小学校の6年生90人)を招待し、特別講座を実施。芸能界随一の生き物好きで、サメが大好きなココリコ・田中直樹がサプライズゲストとして登場し、沖縄美ら海水族館のサメ博士・佐藤圭一統括と共に講師を務めた。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に登場するパンドラの海洋生物とも共通点を持つ10種類の危機に瀕する海洋生物の中から、沖縄の海に生息し、沖縄美ら海水族館でも飼育されている「タイマイ」「マンタ」「ジンベエザメ」について佐藤統括が紹介し、田中と佐藤統括によりそれぞれの生物や、自身の体験にまつわるストーリーを披露。さらに、講座の後には田中がiPadを利用して、子どもたちと一緒に「バーチャル・パンドラ・オーシャン」にクリーチャーを作るデジタル体験も行い、“あの年末恒例の掛け声”を彷彿させる「田中アウト」と名付けられたクリーチャーが「バーチャル・パンドラ・オーシャン」に放たれた。その後は子ども達もグループ単位でそれぞれのクリーチャーづくりを楽しみ、たくさんのユニークな海洋生物が生息する美しい海の理想郷を描いた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の世界観に触れながら、「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」の活動意義と、「わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう」という本イベントのテーマを参加者全員で学んだ。
講座の最後に佐藤統括は「沖縄の美しい海を当たり前と思わずに、もっと海の生き物に関心を持ってもらい、将来私たちと一緒に仕事をしてくれる人が出てきてくれると嬉しいです」と次世代への期待を伝え、田中は「今回改めて前作の『アバター』を見返しましたが、この13年間で地球環境がものすごいスピードで大きく変わっているので、今の地球の生き物たちが置かれている状況を踏まえて観ると、メッセージの受け取り方が違いました」と地球環境の側面からも強いメッセージを感じたことを明かす。さらに「海をテーマにした今回の作品にも、僕たちが受け取らなければならないたくさんのメッセージが詰まっていると思います。映画を観て皆さんが何を感じるのか。僕自身何を感じるのことができるのか、しっかりと楽しみたいです」と、同じく自然を愛するジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』へ寄せる熱い期待を力強く語った。
イベントに参加した本部小学校6年生の子どもたちは「小さなゴミ一つが生き物の命を奪ってしまうことを知ったので、これからはゴミを拾ったり、ゴミを捨てる人を注意したりと、自分にできることを考えたいと思います」(金城采之介さん)、「田中さんは分かりやすく、佐藤さんは詳しくお話してくれたので、とても良かったです。本部町の海を守るために、地域の人と一緒にゴミ拾いをしたいと思います」(小山結夢さん)、「魚を傷つけたり、ゴミを捨てたりしている人間がいると知って、とても悲しいです。プラスチックをなるべく使わないようになど、気を付けたいと思います」(喜納香美琉さん)と、それぞれ環境への関心を高めていた。田中のサプライズ登場で会場が湧いたところから始まり、質問やクリーチャーづくりなど、子どもたちと会話をしながら和気あいあいとしたイベントとなった。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は海辺に住む新たなナビィの部族、そして誰も観た事のない多様な海洋生物が登場し、神秘的な海の世界へと誘う作品。そんな本作の公開を記念した「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」の[バーチャル・パンドラ・オーシャン]はオンラインで、「アバター」をモチーフにした自分だけの海のクリーチャーを作る事のできるコンテンツ。参加すると、1体につき5ドル(約700円、11月17日の米ドル/円為替レート)、最大で100万ドル(約1億36百万円、1ドル 136.73円で計算)をディズニーから自然保護団体ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)に寄付。
今回は『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に登場するパンドラの海洋生物と共通点を持つ、「ベルーガ」「シロナガスクジラ」「ジンベエザメ」「タイマイ」「マナティー」「マンタ」「ブダイ」「スタグホーンコーラル」「アシカ」「マングローブ(多くの海洋生物にとって大切な住処)」など、危機に瀕している10種類の生物にフィーチャーし、2030年までに海洋生物の10%を保護するというTNCの目標達成を支援する。
「Keep Our Oceans Amazing」特設サイト
「バーチャル・パンドラ・オーシャン」スマートフォン専用サイト
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)より全国で公開!
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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