映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』の特別映像が解禁された。

今年、テレビシリーズの放送を開始して15周年を迎える、イギリスのアードマン・アニメーションズ制作のクレイ・アニメーション「ひつじのショーン」。今回の舞台はモッシーボトム牧場のクリスマスイブ。15周年を迎えた「ひつじのショーン」シリーズでも珍しい、まっしろな雪景色とクリスマスのイルミネーションに彩られた街をショーンたちがかけまわって大騒ぎ。楽しくて、でもなんだかあったかいクリスマスがショーンとともにやってくる。

今回解禁された特別映像には、ティミーが迷子になってしまうクリスマス・マーケット撮影の様子が映し出されている。まっしろな雪が積もった街に、たくさんのイルミネーションが取り付けられ、キラキラと幻想的な雰囲気に満ちたクリスマス・マーケット。スティーブ・コックス監督からは、「クリスマス・マーケットはイルミネーションがいっぱいで、どの木にも灯りがついていたので、本当にたくさんのライトが必要で、撮影中に何度も買い足すことになりました」とちょっとした苦労話も。惜しみなく多数のライトを使って飾られたクリスマス・マーケットは、見ているだけでわくわくする仕上がりとなっている。

アートディレクターのアンディ・ブラウンは「シャレー(クリスマス・マーケットに並ぶ売店)は、限られた数、全部で10軒しかないのですが、そのすべてに小さな小道具を設置するわけにはいきません。そこで、まず1つのユニットで棚を作り、小道具をたくさん用意して写真を撮り、それをプリントアウトしたものをほかの小屋の内側に使ったんです。この方法がうまくいき、クローズアップの場面には本物の小道具を配置して、それらを移動させて再利用したんです」と、クリスマス・マーケット撮影秘話を明かす。シャレーがたくさん立ち並び、わいわいとにぎわうクリスマス・マーケットを作り上げるために、細かい工夫が凝らされていた。

さらに、クリスマス・マーケットの景色をより美しく見せている雪にも、アンディのこだわりが。「いつもシリーズの最初には、草やその他のものをすべて取り替えるのですが、今回は文字通り、白いフリース生地と真っ白な雪ですべてを覆いました。とてもきれいに仕上がったと思います。生け垣、家の屋根にも雪を降らせましたし、剥がしてまた使えるように、とても繊細に糊付けしました。将来また使うものを壊したくはなかったんです。そして、最後にキラキラさせるパウダーをまぶして輝きを出します。こんな風に、雪の外観を実現しました」と言い、将来使うものを壊したくない、という想いに、世界で高く評価されるアードマン・アニメーションズのプロ意識が表れている。

アードマン・アニメーションズのこだわりやプロ意識が詰め込まれたクリスマス・マーケットには、サンタを追いか
けて迷子になったティミー、ティミーを探すショーンたち、インフルエンサー家族のベン一家、そして、牧場主と
ともにやってきたビッツァーなど、キャラクターたちが大集合。キラキラのマーケットでショーンが巻き起こす
大騒ぎとは―。

特別映像

『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』は2022年12月16日(金)~12月29日(木)の2週間限定公開!
© Aardman Animations Ltd 2021