『月の満ち欠け』の大ヒット御礼舞台挨拶が12月10日(土)に丸の内ピカデリーで行われ、大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウ、廣木隆一監督が登壇した。
現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、“瑠璃”という名の女性の存在で交錯する。これは、「愛する人にもう一度めぐり会いたい」という願いが起こした”奇跡”が紡ぐ、数奇で壮大なラブストーリー。主人公・小山内堅には大泉洋。小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性・正木瑠璃には有村架純。正木瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦には、ソロでの映画出演は初となるSnow Manの目黒蓮。そして、小山内の妻・小山内梢には柴咲コウ。監督は廣木隆一。
冒頭で大泉が「気持ちが高ぶっているのか、いつもより視界が高く感じます」と挨拶を始めると会場内で笑いが起きる中で、目黒からは「話が入ってこないです、厚底がすごすぎて。見たことないです、そんなに厚いやつ」とツッコミが入り、大泉は「ちょっと小さくなった?忙しすぎるのかな」と返し、会場はさらに笑いに包まれた。以前の舞台挨拶で、目黒が厚底の靴を履いているとぼやいていた大泉だが、目黒は「裏で僕に気づいてほしかったのか厚底を履きながらアピールしてたじゃないですか(笑)」と明かし、これに大泉は「いつも厚底ばっか履いてくるから発注したんだよ(笑)竹下通りで買ってきたらしいよ、スタイリストさんが」と明かした、笑いが止まらない様子の目黒に、大泉は「今日は負けたくなかった。最後のチャンスだったんだよ、お前に勝つ。早くフォトセッションしたい」と早くもフォトセッションを待ちわびていた。
舞台挨拶では、事前に公式SNSで募集した質問に登壇者が回答。“リピーター向けの細かいおすすめポイント”を聞かれると、大泉が「目黒くん演じる三角の厚底シューズじゃないですか?」というと「履いてないんです。(舞台挨拶では)スタイリストさんに用意していただいたのと、大泉さんにぼやいてほしいなと思って履いちゃいました」と笑った。一方で「ストーリーを知った後で観ると違う映画に観えるくらい景色が違う」と自信を見せた。有村は「どうしてこの時にこの言葉を発したんだろというのを、2回目3回目を観ると、瑠璃の裏の気持ちが見えてくる」と言う。
“またこの4人で共演するとしたらどんな作品?”と聞かれると「コメディですね。ちょっとおかしなファミリーの話」という廣木監督、柴咲は「銃撃戦とか…。大泉さんをけちょんけちょんに…」と言うと大泉は「勝てる気がしない(笑)」と笑った。一方で「シェアハウスで、他人なんですけど一つのお家で物語が繰り広げられる」と答えると「おれとかずっと目黒蓮の部屋に居ついてね。『出てってくださいよー』とかね。なぜかベットの中に裸でいて『何か着てくださいよー』って」と想像する大泉。続く目黒は「厚底の映画。誰が一番厚いのを履けるが競い合う」と答えると「ちょっとボケてみました」と笑った。
また、まもなく2022年が終わるが「来年は海外に行ったり、違う空気を味わえたら」という柴咲。「一つ一つの作品に向き合える余白が今年はたくさんあったので、より集中して作品に参加することができた」と振り返った有村は「来年もそうなったらいいな」と抱負を語った。目黒は「ジムに行きたかったけど行けなかったので、来年はいっぱいジムに行ってやろうかなと。体を動かしたりできたら」と抱負を語った。大泉は「今年はバタバタしてた。でも夏休みはあったか。来年はもうちょっとお休みがあるといいなと思いますね。でも来年のスケジュール見えてるから、夢も希望もないよ」と答え、笑いを誘った。
最後にフォトセッションの前にメッセージを求められた大泉は「あれ?フォトセッションは?フォトセッションだけが楽しみで(笑)」と笑いを誘いつつ、「一度観た後にすべて分かって観ると全然違う映画に見える。こんな気持ちでい言ってたのかなとか、いろいろ考えられる映画です。年末も年明けも、みなさんで観ていただいて気持ちが豊かになってくれたら」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『月の満ち欠け』は公開中!
監督:廣木隆一
出演:大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、伊藤沙莉/田中圭、柴咲コウ、菊池日菜子、小山紗愛、阿部久令亜、尾杉麻友・寛一郎、波岡一喜、安藤玉恵、丘みつ子
配給:松竹
©2022「月の満ち欠け」製作委員会