窪塚洋介主演映画『Sin Clock』の本編映像と場面写真が解禁された。

社会からも家族からも見放されたタクシードライバー・高木。奇妙な偶然が呼び寄せた、巨額の黒いカネを手にするチャンス。鍵を握るのは一枚の絵画。高木はたった一夜での人生逆転を賭け、同僚らと絵画強奪計画を決行。だが、運命の夜はさらなる偶然の連鎖に翻弄され、男たちの思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく――。主演に窪塚洋介を迎え、監督・脚本を務める新鋭・牧賢治が商業映画デビューを果たした本作は、最低の人生を生きる男たちが思いもよらぬ《偶然の連鎖》に導かれ、たった一晩の《人生逆転計画》へ挑む様をスリリングに描き出す。

今回、本作が長編映画初出演となるラッパー Jin Doggの狂気と色気あふれる本編映像と、圧倒的存在感を放つ場面写真が解禁された。関西に拠点を置きながら世界基準での活動を続け、絶大なる人気と実力を誇るラッパーJin Dogg。自身初の長編映画初出演作である本作への出演情報解禁時には、ヒップホップヘッズを中心に広く話題を呼んだ。

今回解禁された本編映像の冒頭では、客待ち中のタクシーの車列のそばをまるで品定めをするように、ゆらりゆらりと歩くヤスの背中が意味ありげに映し出される。表情が見えないにもかかわらず、得体の知れない“ヤバさ”が観る者に襲いかかってくる。やがてヤスは一台のタクシーのもとで足を止める。ヤスはタクシードライバーに非合法なドラッグを売りつけていたのだが、今晩の“客”が金を用意できないことがわかるなり、ぶっきらぼうに「足りひんやん」と言い放つ。煙草の煙をくゆらせながら後部座席に乗り込むと、有無を言わせない圧をチラつかせ、一言「行こか」と呟くなり、ヤスを乗せたタクシーは夜の闇へと消えていく―。彼らが向かった先は、人気のない山奥の駐車場。無言で運転席のドアを開けたヤスは、躊躇なくドライバーを何度も殴りつける。無慈悲かつ冷徹な暴力の嵐。ヤスの異常性とそのダークな色気が詰まりに詰まったシークエンスだ。

予告編

『Sin Clock』は2023年2月10日(金)より新宿ピカデリーほかで公開!
監督・脚本:牧賢治
出演:窪塚洋介、坂口涼太郎、葵揚、橋本マナミ、田丸麻紀、Jin Dogg、長田庄平、般若、藤井誠士、風太郎、螢雪次朗
配給:アスミック・エース
©2022映画「Sin Clock」製作委員会