『ガンニバル』の世界同時配信記念スペシャルナイトイベントが12月21日(水)に都内で行われ、柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、志水心音が登壇、片山慎三監督がリモートで参加した。

2018年の連載開始以来、累計発行部数200万部を超える二宮正明が放つ衝撃のサスペンスコミック『ガンニバル』をディズニープラス「スター」日本発オリジナルシリーズとして実写ドラマ化。その衝撃の内容から実写化が困難と言われてきた本作のために国内トップクラスのスタッフが集結し、息も尽かせぬ緊迫感で放つ戦慄のヴィレッジ・サイコスリラー超大作。主人公・阿川大悟役を演じるのは柳楽優弥。監督は、デビュー作『岬の兄妹』で鮮烈でセンシティブな内容を力強く描き、『さがす』でも見事なまでのストーリーテリングとサスペンスとしてのクオリティが国内外で絶賛を得た鬼才・片山慎三。脚本をアカデミー賞国際長編映画賞受賞作『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した大江崇允が務める。

イベントには、ある事件をきっかけに供花村に左遷された警察官・阿川大悟役の柳楽優弥、供花村を支配する後藤家の次期当主・後藤恵介役の笠松将、大悟の妻・阿川有希役の吉岡里帆、供花村の住人から「顔を喰われた」と証言する謎の男・寺山京介役の高杉真宙、大悟と有希の娘で、ある事件をきっかけにしゃべることができなくなり、笑うこともなくなってしまっている阿川ましろ役の志水心音が登壇した。

配信を翌週に控えて「5か月間かけてこの作品に向き合っていたので早く見ていただきたい」と話す柳楽は「世界基準ってなんだろうと自問自答しながら作り上げた作品です」と自信を見せ、世界配信に向けては「全然想像ができない。感想が楽しみです」と語った。母親役を演じる吉岡は「どの程度違和感を感じていけばいいのか匙加減が難しい」と振り返り、「みんなが怪しく見えてくる。怪しさの中で普通に生活しようと努めていく、保ち方が難しいと思った。私自身だったらすぐに引っ越しちゃうなと思いながら演じました(笑)」と独特な空気感もあったという。

リモートで参加した片山監督は、本作のオファーを受けた際には原作漫画を読んだことがなかったというが「(原作漫画を読みながら)最初に頭に浮かんだのが柳楽さん。出ていただけることになって嬉しかったですし、キャラクターの方向性が定まった感じがします」と明かした。

笠松に撮影中で苦しかったことを聞かれた柳楽は「いいシーンを撮るのは大変なんだけど、テイク重ねてもいいものを撮れたら楽しかったなと思える」と答えると、これに笠松は「楽しいと大変が同じということですね。そういう感じがします」と、撮影現場での柳楽の様子を想像し、納得している様子を見せた。また、撮影中に誕生日を迎えた志水にプレゼントをあげたという吉岡だが、志水からは“どんな誕生日プレゼントを欲しいか”を聞かれ、吉岡は「ディズニーデートを一緒に行く時間が欲しい」と笑顔で答えると、志水は「一緒に行きましょう」と答えた。

さらに、本作を“一言で表すと”という質問に、「探求心」と書いた高杉は「人間の探求心をくすぐられる作品。どうなっていくのか、怖いもの見たさで先を見たくなる」、「愛」と書いた志水は「家族愛とか、後藤家の愛」と答え、「轟」と書いた吉岡は「みんな頭の中でとんでもない音量で叫んでいたり、わめいていたり。静かな村なんだけど、撮影期間中、轟音を感じていた」と理由を語った。

「喰わせる」と書いた笠松は「本当だったら“喰われる”だと思うんですけど、僕から見たこの作品は“喰わせる”」、「喰」と書いた柳楽は「喰われているのかというのは一つのテーマになっていると思うんですけど、すごいメンバーが集まっているんだなと現場で実感して。僕は全員と絡みますから、俳優として“喰われる”という怖さが常にあった。こういうメンバーでいるから、自分もしっかりとよりいい演技ができないかなと考えていました」と答えた。

最後に柳楽は「人気漫画をしっかりと片山組で、そして映画のクオリティでドラマを描くということで、国内だけではなく国際的な視点を持つ、クリエイティブに溢れたいい現場でした。刻まれていると思うので楽しみにしてください」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『ガンニバル』はディズニープラスのスターで12月28日(水)より独占配信!
監督:片山慎三
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、六角精児、酒向芳、矢柴俊博、河井⻘葉、赤堀雅秋、二階堂智、小木茂光、利重剛、中村梅雀、倍賞美津子
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