平庫ワカの同名コミックを主演・永野芽郁×監督・タナダユキで映画化した『マイ・ブロークン・マリコ』が、2023年1月6日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信されることが決定した。

原作は2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載され、20年に発売された単行本(全1巻)は即重版が決まるなど、熱狂的なファンを生み出した衝撃作。「親友の遺骨と旅に出る」という今までにない斬新な物語設定と、観る者に投げかける答えの見つからない問いかけが多くの読者の心に刺さり「輝け!ブロスコミックアワード2020」大賞を受賞したほか、「この漫画がすごい!2021年オンナ編」第4位にランクイン、2021年には文化庁が主催するメディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなどほぼ無名に近い新人作家の初連載作にも関わらず異例の快挙を成し遂げ話題となった。

映画では、タナダユキ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出、永野のこれまでのイメージを大胆に覆す役柄と演技、そして原作の持つ物語の力がひとつになり人間の儚さと逞しさが優しく熱をもって描かれ、カナダ・モントリオールで行われた第26回ファンタジア国際映画祭では最優秀脚本賞を受賞した。

主人公・シイノ役を務めるのは永野芽郁。天真爛漫なこれまでのイメージを覆し、タバコをふかし、怒鳴りつけながら親友の遺骨を強奪する泥臭くも必死な雄姿をスクリーンに刻み付けた。そして父親や恋人に理不尽に傷つけられ、自分自身を壊すしかなかったシイノの親友・イカガワマリコ役は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で永野と共演しプライベートでも親交の深い奈緒。『ふがいない僕は空を見た』『ロマンス』に続きタナダ作品出演となる窪田正孝がキーキャラクターのマキオに扮し、理不尽な暴力を奮い苦しめてきたマリコの実父を尾美としのり、マリコの父の後妻・タムラキョウコを吉田羊が演じた。『マイ・ブロークン・マリコ』は2023年1月6日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信。

ストーリー

鬱屈した日々を送るシイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れてく!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は…。

『マイ・ブロークン・マリコ』は2023年1月6日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信!
監督:タナダユキ
出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
提供:ハピネットファントム・スタジオ
©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会