結婚式前夜、男は幸せの絶頂から転落した―『#マンホール』が、来年2月に開催される第73回ベルリン国際映画祭にてベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定した。
『ライアーゲーム』シリーズ、『マスカレード・ホテル』シリーズの脚本家・岡田道尚によるオリジナル脚本、『海炭市叙景』、『私の男』など海外からも高い評価を受ける熊切和嘉監督による本作。主演にはドラマ「純愛ディソナンス」(CX系)での主演も記憶に新しい中島裕翔。今年デビュー15周年を迎える人気グループHey! Say! JUMPのメンバーである中島は、『僕らのごはんは明日で待ってる』(17)以来、6年ぶりの映画主演となる。中島が演じる主人公・川村俊介は勤務先の不動産会社での営業成績はNo.1、上司や同僚の信頼も厚く、さらには社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男。結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまうという、幸せの絶頂からどん底に転落する男を演じる。川村の元カノ・工藤舞役に奈緒、川村の同期社員・加瀬悦郎役を俳優の永山絢斗が務める。
今回、本作が2月16日(木)~26日(日)[現地時間]にドイツ・ベルリンで開催される第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定した。ベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭・ヴェネチア国際映画祭などと並んで世界三大映画祭に位置づけられており、1951年から続く歴史ある祭典。ベルリナーレ・スペシャル部門では、エンタテインメント性や話題性、さらに多様性のある特別作品が選出される。
ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門での日本の劇映画の上映は、2016年の黒澤清監督『クリーピー偽りの隣人』以来7年ぶり。今回の正式招待にあたり、中島裕翔と熊切監督からコメントおよび熊切監督による中島へのサプライズ発表動画が到着。中島は「世界的に栄誉ある映画祭の一つであるベルリン映画祭に迎えて頂けるのはとても光栄です」と感無量の様子。ベルリン映画祭の印象については、「世界中から豪華なキャスト、スタッフが一堂に会する、華やかなイベント。それぞれの映画を通して文化交流ができる素敵な機会だと思います」と話し、「この作品への世界からの反応がとても楽しみです。また一つ世界を学べる機会になると思うので、沢山の事を吸収したいです」とコメント。初参加となるベルリン国際映画祭に向けて期待に胸を膨らませた。
熊切監督は『鬼畜大宴会』(97)、『空の穴』(01)以来22年ぶりのベルリン国際映画祭となる。「『#マンホール』は思う存分ジャンル映画への愛を炸裂させた作品でして、それがまさかベルリンのような歴史ある映画祭に選んでいただけるとは、正直まだ狐につままれたような心境です。現地でどんな反応があるのか、楽しみ半分、怖くもありますが、何より『映画俳優・中島裕翔』が世界へ羽ばたく第一歩をともに踏み出せたことが嬉しくてなりません」と久しぶりのベルリン国際映画祭からの招待を喜んだ。映画祭には中島裕翔と熊切監督が出席し、レッドカーペットに登場する予定。
サプライズ動画
中島裕翔 コメント
世界的に栄誉ある映画祭の一つであるベルリン映画祭に迎えて頂けるのはとても光栄です。
世界中から豪華なキャスト、スタッフが一堂に会する、華やかなイベント。それぞれの映画を通して文化交流ができる素敵な機会だと思います。
この作品への世界からの反応がとても楽しみです。また一つ世界を学べる機会になると思うので、沢山の事を吸収したいです。
熊切和嘉(監督)コメント
ベルリン映画祭への参加は実に22年ぶりになるのですが、『#マンホール』は思う存分ジャンル映画への愛を炸裂させた作品でして、それがまさかベルリンのような歴史ある映画祭に選んでいただけるとは、正直まだ狐につままれたような心境です。
現地でどんな反応があるのか、楽しみ半分、怖くもありますが、何より「映画俳優・中島裕翔」が世界へ羽ばたく第一歩をともに踏み出せたことが嬉しくてなりません。
『#マンホール』は2023年2月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:熊切和嘉
出演:中島裕翔、奈緒、永山絢斗
配給:ギャガ
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