Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2の配信記念イベントが12月23日(金)に都内で行われ、山﨑賢人、土屋太鳳、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、恒松祐里、磯村勇斗、青柳翔、仲里依紗、佐藤信介監督が登壇した。
2020年12月に配信され、世界中を熱狂させた『今際の国のアリス』の続編。元の世界に帰るために“今際の国”の謎を追いかけるアリス(山﨑賢人)とウサギ(土屋太鳳)。2人は謎を解き明かす鍵と思われる場所で仲間と敵、そして“げぇむ”を操る黒幕と出会う。“げぇむ”に勝利する度に手に入るトランプの数字のカードをすべて集めたアリスたち。残るはジャック、クイーン、キングの絵札のカードのみ。前作を上回る難易度とスケールの“げぇむ”に挑むアリスたち。果たしてすべてのカードが揃った時、彼らは元の世界に戻ることができるのか…。
いよいよ全世界で配信が開始された本作に「すごく嬉しく思っています。撮影は1年前なので、時間をかけて作り上げたシーズン2が、どのように広がっていくのかとワクワクしています」と挨拶した山﨑。土屋は前日に早速新幹線で視聴している人を見かけたようで「“感想いかがですか?”って聞きたくなりました」と喜んでいる様子だった。
その撮影では「考えている時の目だったり、自分の中でこれだと道が見えた時のエネルギーは大切にやりました」と話す山﨑だが、さらにその詳細を語ろうとしたところで「長くなりそう…」と時間を気にしている様子で、登壇者からは笑いが起きた。桜田は「体はつらい状態なのに運動量が多い」という役どころで、表現の難しさに苦労があったという。今回初参加となる磯村は「フラグの匂わせを入れたいと思って演じていました」と振り返った。
銃撃戦のシーンについては、クランクインの数か月前からトレーニングを積んだというキャスト陣。土屋は「受けのアクションが多くなる。アクション部の方々、本当にすごいなと痛感しながら撮影していました」と振り返った。また、朝比奈は「(自身が演じたキャラクターは)空手がベースにあったので、空手を体になじませるまでが大変だった。ドアミラーをけるシーンがうまくいかなくて、15回くらいテイクを重ねて」と難しかったシーンについて語った。恒松は「アーチェリーの弓が重いので、アクション用の軽いものを作ってもらったり。いろんな部署の方で相談し合ってみんなで作っていった」とチームワークがあったという。
演じたキャラクターの強みと自身との共通点を聞かれると、「ゲームを作った人の視点になったり、敵の視点になったらと考えるのはアリスならでは。大切な仲間を失ったり、新たな大切な存在が近くにいて、守りたいという部分も強みなのかと思います」と答えた山﨑は、「似てます。大切な人を守りたいなと思いますね」と照れ笑いを浮かべた。土屋は「自分の弱さに向き合うこと」が本作でのウサギだといい、「今の私の共通する点」と答えた。
「軽い気持ちで過ごしているよりは、負の感情であっても生き残ってやろうというエネルギーが強力なものになって“今際の国”で生きていけるのは強さ。共通する点は、悪の感情を持っているわけじゃないけど、行動を起こしたいと思うときの感情は、怒りが原動力になることが多いと思って、ニラギの苦しみだったり、虐げられたものに対してモチベーションの持ち方が少しだけ似ているのかな」と答えた。
「(自身の演じるキャラクターの)強みは後悔しないために未来に向かって生きている」という恒松は「私の学生時代の心への向き合い方が似てるかな。悲しいこととか嫌なことがあった時に、強さで隠すところが昔の私と似ていたところ」と語った。磯村は「人を近寄らせないオーラですかね」と“強み”を挙げつつも「共通する点もあったら俳優やれてないと思う(笑)」と笑いを誘った。
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【写真・文/編集部】
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2はNetflixにて独占配信中!
監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人、土屋太鳳、村上虹郎、三吉彩花、桜田通、朝比奈彩、恒松祐里、森永悠希、町田啓太、磯村勇斗、井之脇海、毎熊克哉、さとうほなみ、金子ノブアキ、阿部力、青柳翔、仲里依紗、山下智久
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT