長妻怜央 映画初主演の“異色のサスペンス・コメディ”『犬、回転して、逃げる』が2023年3月17日(金)に公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルが解禁された。
逃げ出した愛犬を盗まれたと勘違いして失意のどん底にいる泥棒・木梨。1日も早く世界が終わることを願って止まない婦人警官・眉村。木梨が眉村の部屋で一仕事をしたことがきっかけで物語は動きだす。2人が暮らす街では相次ぐ爆弾予告事件、小学生の誘拐騒動となんだか物々しい。そんな事件が複雑に絡み合い、予想外の方向へと進んでいく…。事の全てを見ていたのが木梨の愛犬・天然くん。サスペンスフルに展開するストーリー、その真相を犬の視点で捉えた異色のサスペンス・コメディが登場。とにかく可愛い過ぎる天然くんの“白熱の演技”に誰もが癒されること間違いない。
木梨を演じる長妻怜央は、人気男性グループ「7ORDER」のメンバーとして活躍するほか、『ラストサマーウォーズ』(2022)に出演するなど俳優としての顔を持つ。本作はそんな彼の映画初主演作品。シリアスな演技、コメディタッチの演技と、多彩な顔の長妻怜央が本作には詰め込まれている。眉村を演じる宮澤佐江はAKB48グループ卒業後、女優活動を中心に活躍している。今年はドラマ「ウルトラマンデッカー」、2023年にはミュージカル「キング・アーサー」が控えている。本作は、約10年ぶりの長編映画出演となる。
共演は「R-1ぐらんぷり」2連覇の経歴を持つなだぎ武、ベテラン女優の仁科亜季子、若手歌舞伎役者の中村歌昇、元消防士という異色のキャリアを持つワタリ119、そして天然くんの声としての出演に加えてニュースキャスター役としても登場するアナウンサーの登坂淳一など。関西で絶大な人気を誇る劇団「ヨーロッパ企画」出身の西垣匡基が監督と脚本を務めている。シュール過ぎると言っていい映像は演劇出身の監督らしさが発揮されている。
西垣匡基(監督)コメント
物語を思いついたのはまさに「回転している柴犬」を見たときです。
草むらで、リードが絡まり、それでも猛烈に「回転」していました。
そこでふと思いました。「この犬の回転に手を突っ込んだらどうなるんだろう」
ちょっとした怖いものみたさというか、胸が高鳴ったのを覚えています。
(実際には飼い主がいたので、手は突っ込めませんでした)
それと同時に、ふだんの生活ってこんなことで楽しくなるんだなぁと思いました。
そんな「ちょっとした日常の楽しさ」を味わっていただける映画です。
なんかちょっと生活や世間に疲れたとき、ぽかんとむなしくなったとき、夕方まで寝ちゃって焦るお休みの日、スマホも見たくなくなっちゃったとき、そんなときに思い出してもらえる映画になったらいいなぁ。そう思います。
出演者やスタッフのおかげと熱意で、登場人物がとっても、愛らしく愛おしくなりました。
どうかあなたの宝箱の片隅においてもらえる映画になりますように!
ストーリー
カフェ店員の木梨栄木(長妻怜央)は、実は「泥棒」という裏の顔を持つ青年だ。彼が今回のターゲットに定めたのは、1日でも早く世界が終わることを願う婦人警官の眉村ゆずき(宮澤佐江)。彼女の部屋に忍び込み、現金の入った封筒の中にみつけた「ずっとお前を見ているからな」という手紙にドキっとするも、難なく“仕事”を終える木梨。
しかし、ある日、バイトを終えて自宅に戻った木梨は愛犬の天然くんが見当たらないことに気付く。果たして、木梨は天然くんを奪還することができるのか。
『犬、回転して、逃げる』は2023年3月17日(金)よりシネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田ほか全国で順次公開!
脚本・監督:西垣匡基
出演:長妻怜央(7ORDER)、宮澤佐江
なだぎ武、中村歌昇、三戸杏琉
高橋怜也、武本悠佑、磯貝龍乎、鈴木浩文、桜田聖子、武藤賢人、鶴崎美帆、夏川さつき、真島真紀人
小坂涼太郎、ワタリ119、仁科亜季子/登坂淳一
配給:アイエス・フィールド
©2023映画「犬、回転して、逃げる」製作委員会