累計発行部数4500万部を突破している大人気漫画『静かなるドン』が伊藤健太郎主演で映画化されることが決定した。
昼はサラリーマンの草食系男子で夜は暴力団総長の二つの顔を持つが、カタギでい続けることを願う近藤静也を演じるのは伊藤健太郎。『コーヒーが冷めないうちに』(18)や『惡の華』(19)などの話題作に出演し、近年では阪本順治監督の『冬薔薇』(22)で主演を務めた。本作へは「原作にリスペクトを込めつつ、原作の世界を飛び越えた、令和版、映画『静かなるドン』に期待していただきたいです」と、新たな“静ドン”への意気込みを見せている。
今回、撮影中の本作から劇中カットが到着した。暴力団組長の息子でありながら、カタギの道を選び、デザイン会社で普通に働く静也(伊藤健太郎)が神妙な面持ちで何かと対峙する様子が窺える。
監督を務めるのは山口健人。大学在学中より映像制作を始め、2016年BABEL LABELに所属。ミュージックビデオからドラマ「アバランチ」や映画『それでも、僕は夢をみる』など、様々な領域で監督として活動している。最新映画『生きててごめんなさい』の公開が2月3日より控えている。ヤクザものの枠に収まりきらない<極道・恋愛・アクション・コメディ>三位一体以上のアトラクションムービーの演出に期待が高まる。
さらに、今回、大ヒット人気シリーズ「日本統一」の本宮泰風が本作へ出演とともに、総合プロデュースを務める。本宮が演じるのは静也を影ながら支える猪首硬四郎役。「ネオVシネ四天王」と呼ばれ、Vシネ界を牽引している本宮が今回どんな姿を見せるのか―。
伊藤健太郎 コメント
これまで色んな俳優さん達が演じてきたキャラクター作品でもあるので、いい意味で今までとは全く違った「令和」の「静かなるドン」にしたいと思ってます。共演の皆さんも、初めましての方、お久しぶりの方がいらっしゃるので、お芝居を交わすのが非常に楽しみです!
自分も今までに演じた事のない役柄ですし、アクションシーンも1つの見どころだと思います。
そして原作にリスペクトを込めつつ、原作の世界を飛び越えた、令和版、映画「静かなるドン」に期待していただきたいです。
本宮泰風(総合プロデュース)コメント
物語の根幹となる勧善懲悪を端的に表現できる時代劇と任侠作品。しかし、それらは時代と共に衰退の一途を辿ろうとしています。それは昭和に生まれ育った人間としては残念でなりません。そこで、その消えかかった火を灯すべく企画されたのが、昭和の名作「静かなるドン」です。この作品を伊藤健太郎くんを迎え、ブラッシュアップしてお届けいたします。日本人の心の根底にある‘弱きを助け強きを挫く’という美徳を、令和の“静ドン”でお楽しみ下さい。
山口健人(監督・脚本)コメント
極道・恋愛・コメディ・アクション!
ヤクザものの枠に収まりきらないエンターテイメントがたくさん詰まった作品に仕上がっています。
伊藤さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣によって令和の時代に生まれ変わった「静かなるドン」を是非、お楽しみにしてください。
新田たつお(原作)コメント
閉塞感とつまらない現実に、憂さを晴らせるような娯楽作品を期待してます!
ストーリー
関東最大規模の暴力団新鮮組のひとり息子近藤静也。けれど、彼は「ヤクザなんて嫌い、カタギとして平和に生きたい」と願い、デザイン会社で働き、イマドキの草食系男子として生きている。仕事ができないと怒られながらも、同僚の秋野さんに淡い恋心を抱き、普通に働く毎日。それが静也の幸せ。しかし、そんな静也の生活が一変する事件が起きるのだった…。普通に生きたいだけなのに、新鮮組の危機に直面した静也。いったいその危機とは!?そして新鮮組の行く末は―。
『静かなるドン』は2023年春に全4話を2話ずつ2週連続で公開!
監督・脚本:山口健人
出演:伊藤健太郎
配給:ティ・ジョイ
© 2023「静かなるドン」製作委員会