黒木瞳×桜井日奈子出演映画『魔女の香水』の第3弾キャストが発表された。
白髪の美しく高貴な上品さを漂わせる女性・白石弥生(黒木瞳)が香水店で2つの香水を見せながら常連客を相手に語っている「世の中には似て非なるものがたくさんある」。一方、華やかなセレブ達が集まっているバンケットホールで派遣社員として奮闘する若林恵麻(桜井日奈子)。高卒の恵麻は、いつか正社員になって、一流の仕事を与えられることを目標に頑張る彼女は、後輩の見習い女性へのセクハラ行為を上司に抗議いたことで職を失ってしまう。自暴自棄になった恵麻は、声を掛けられた夜の街のスカウトマンに連れられ弥生の店を訪れることに。その店で出会った「魔女さん」と呼ばれる弥生と香りの世界に興味を持った恵麻は、弥生に誘われるまま店で働くことになった――。
魔女さんと呼ばれる黒木瞳演じる香水屋の店主・白石弥生によって香水に魅せられ、自らの人生を切り開くことになる桜井日奈子演じる若林恵麻の憧れの男性となる実業家の横山蓮役を平岡祐太が演じることが発表されている本作。今回、落合モトキ、小西真奈美、宮尾俊太郎、水沢エレナ、小出恵介の出演が発表された。
正社員になることを夢に派遣社員として頑張る恵麻が最初に挫折し、夜の街で出会う一人の青年・杉斗役を演じるのは落合モトキ。子役からの演技歴は長く、若手実力派として数多くのドラマや映画で活躍をしている。杉斗は物語の後半で重要な役どころを担うことになる。恵麻が働く会社のクールな女性上司・高渕霧子を演じるのは、つかこうへい演出の舞台「寝盗られ宗介」でデビュー後、初出演映画『阿弥陀堂だより』で、第26回日本アカデミー賞新人俳優賞など、数々の映画作品において多数の賞を受賞、ドラマ『小児救命』『Nのために』『半分、青い。』など幅広い役柄を演じ、音楽活動も行っている演技派女優・小西真奈美。更に弥生の過去で重要な役割を担う榊亮太役を演じるのは、バレエダンサーとしての活躍以外にテレビ出演、ミュージカル出演などでも数多い活動が注目されている宮尾俊太郎。
そして、本作中ではサイドストーリー的な役割を担う一組の夫婦の物語が繰り広げられる。妻の原舞を演じるのは、連続ドラマ「恋空」で主人公を演じ、その後もドラマ・映画で活躍する女優・水沢エレナ。夫・原翔を演じるのは、映画『パッチギ!』で注目され、その後数々のドラマ映画の話題作への出演が相次ぐなか拠点をニューヨークに移し、2020年より日本での芸能活動を再開、2023年2月には主演映画『銀平町シネマブルース』で本格的な映画復帰を果たした小出恵介が演じている。妻の原舞はホステスだった独身時代から弥生の店の常連。恵麻と同様に人生の転機に弥生がそっと寄り添うことになる。
『魔女の香水』は2023年初夏にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開
監督・脚本:宮武由衣
出演:黒木瞳、桜井日奈子/平岡祐太、水沢エレナ、小出恵介、落合モトキ、小西真奈美、宮尾俊太郎
配給:アークエンタテインメント
©映画『魔女の香水』製作委員会