『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月5日(日)に新宿バルト9で行われ、木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登壇した。

誰もが知る織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫(別名:帰蝶)の知られざる夫婦の物語を総製作費20億円の壮大なスケールで描く本作。主演の木村拓哉が織田信長を、綾瀬はるかが濃姫を演じ、脚本・古沢良太、監督・大友啓史という日本の映画界を牽引するスタッフが名を連ね企画発表と同時に大きな話題を呼んだ。政略結婚という最悪の出会いから始まった2人は、いかにして真の夫婦となり、共に天下統一へと向かっていったのか?魔王と呼ばれながらも時に悩み苦しむ信長を<ひとりの人間>として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語を描いた感動超大作の誕生に期待と注目が集まる。

新型コロナウイルスのガイドラインが見直されたことで、マスクをつけた状態で声援が出せるようになったという今回の舞台挨拶。客席を通って登壇したキャストたちは大歓声で迎えられ、木村は「久しぶりに劇場のみなさんの直接な声を聞けることが非常にうれしく思っています」と挨拶した。。興行収入10億円を突破したという本作だが「昨日も撮影して現場で過ごしていたのですが、キャストの方が『映画拝見させていただきました』とおっしゃってくださったり」と反響があるという木村。中谷は「女性の方からロマンティックな切ないラブストーリーだったと伺わっています」と笑顔を見せた。

イオンシネマ各務ヶ原が全国ベスト10に入るなど、キャンペーンで訪れた土地やゆかりのある劇場でも話題となっている。また、キャンペーンの一環として、公式サイトで行われている感想投稿キャンペーンでは“天下布武”として、感想を投稿した地域の色が赤く染まっていく日本地図が掲載されているが、「1日に2~3度、日本地図を眺めるのが日課」という木村は「赤く染まった地区を見ると嬉しくなりますし、みなさんがそれぞれの向き合い方で会いに来てくれてるんだなと実感していますし、すごく嬉しく思っています」と感慨深げな様子だった。

これまでに行われたイベントでもさまざまな思いを木村に伝えてきている伊藤だが「この映画を観させていただいた次の日に木村さんと岐阜城に上って。木村さんが岐阜の街を見ながら、目頭を熱くされて僕も泣きそうになって」と振り返り、「ご自分が演じられた役を通して、気持ちを聞くことができて、その気持ちを共有できたのが嬉しい」と語った。

また、中谷は「大儀のために多くの人命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、木村拓哉さんという大スターでいることの孤独が重なって見えました。25年を経てより強く思います」と言い、「その孤独って私たち普通の人間には理解できない孤独。ご自分との戦いだと思います。厳しい、険しい道を進んでいらっしゃるんだなと」と語った。さらに木村はSNSで寄せられた声に対して「大切な方とスクリーンに対峙していただけるのは一番ありがたい」と感謝の気持ちを口にした。

【写真・文/編集部】

『レジェンド&バタフライ』は全国で公開中!
監督:大友啓史
出演:木村拓哉、綾瀬はるか、宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真、斎藤工、北大路欣也、伊藤英明、中谷美紀
©2023 「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会