人喰いの若者達を描くティモシー・シャラメ主演映画『ボーンズ アンド オール』の特別映像が解禁された。

17歳と24歳の青年の生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描きアカデミー賞脚色賞に輝いた名作『君の名前で僕を呼んで』(2017)以来となるティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作。社会の片隅で生きる2人の男女が抱える秘密。それは生きるため本能的に人を喰べてしまうこと。その「謎」を解くための2人の逃避行が、そして予想だにしない純愛のゆくえが世界中で賛否を生んだ問題作。人を喰べる衝動を抑えられないリーを演じるのはティモシー・シャラメ。本作ではプロデューサーデビューも果たす。18歳でリーと運命的な出会いを果たしたマレンを演じるのはテイラー・ラッセル。

今回、ティモシー・シャラメが演じる“人喰い”リーにフォーカスした特別映像が解禁された。ティモシー・シャラメは昨年アカデミー賞6部門を受賞した『DUNE/デューン 砂の惑星』で全宇宙の未来を託された主人公・ポールを演じ、その美しさと繊細な演技で世界を魅了。今年も本作の他に続編の『DUNE:Part Two』、若き日のウィリー・ウォンカを演じる『WONKA(原題)』の公開が控える今最も勢いのある若手俳優。そんなティモシーが本作では人を喰べてしまう宿命を持ち、孤独に生きるリーを演じた。

解禁された映像は、リーと同様に人を喰べる衝動を抑えられず、父にも見放されたマレンと車の中で自己紹介する場面で始まる。「どうしたらいいの?泣く?叫ぶ?笑う?」と言葉があふれ出るマレンにリーはひと言「叫ぶな」と諭す。ティモシーは「『ボーンズ アンド オール』はラブストーリーだ。お互いに癒やされ、深く愛し合うリーとマレンの物語に心打たれた。」と語り、「自らの恥や理解できないことを抱えるリーというキャラクターに惹かれた。彼はこの社会で自分として生きる術を身に着けているように見えた」と、心優しい“人喰い”リーについて自らの宿命と折り合いをつけている人物だと分析する。

「なぜ誘ったの?」「いい人っぽい」、ダイナーで交わされるふたりの穏やかなシーンに重ねてティモシーが言いう。「愛情や優しさが彼の最大の弱みだ。それをマレンに見いだし、その瞬間に恋に落ちる」と、優しさこそがふたりの弱点となるのだと。そしてリーは「鏡に映る自分を見たとき、彼は恐怖を感じる」と続ける。ルカ・グァダニーノ監督は「ティモシーにぴったりの役だと思った。『君の名前で僕を呼んで』での経験も最高だった」と初タッグ作のことを振り返り、今や映画界に欠かせない存在となったティモシーが「映画界で躍進する様子を見てきた」と、成長し続けている俳優だと太鼓判を押す。

「一番 最初は?」「ベビーシッターだ」「私も」…映像は互いの“人喰い”体験を告白する衝撃的なシーンへ。ティモシーと初共演したマレン役のテイラー・ラッセルはティモシーについて「彼は最もユニークな俳優の一人。直感で行動するタイプ」だとコメント。「彼はその瞬間の状況に影響を受けて演じる。だから特別なことが起こる。私はそんな人と働きたいと感じる」と、ティモシーとの共演を振り返る。

現在27歳のティモシーは『ボーンズ アンド オール』でプロデュースにも初挑戦。気味の悪い謎の“人喰い”サリーを演じたアカデミー賞俳優のマーク・ライランスは「ティモシーが製作も務めたことが、良い影響を生んだ」と断言します。ティモシーは「初めて創造的な取り組みをするチャンスだった。自分の経験を役に生かしていった」と本作への熱い思いを語る。本映像にはティモシーが1980年代に流行したウォーターベッドで遊ぶ姿や、手で画角を作る姿、演技プランを監督たちに示す姿など、必見のメイキングシーンも満載だ。

特別映像

『ボーンズ アンド オール』は2023年2月17日(金)より全国で公開!
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル、マーク・ライランス
R18+
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