閉塞感が増す世の中で、生きづらさを感じている人々へ「生きる力」を届けたい――『有り、触れた、未来』の場面写真が解禁された。
本作の監督・脚本は『グッモーエビアン!』『九月の恋と出会うまで』等で知られる山本透。「コロナ禍の閉塞的な社会で、自殺者や不登校児童が増えるなか、命の大切さを伝える 力強い作品を作りたい」と、本作の為に集まった総勢22人の若手俳優からなるプロデューサーチーム【UNCHAIN10+1(アンチェインイレブン・アシスタント)】と共に企画から資金集め、制作まで、自主映画としてゼロからスタートした。全編宮城県オールロケを敢行。出演は、桜庭ななみ、手塚理美、杉本哲太、仙道敦子、北村有起哉など、本作の趣意に賛同した豪華俳優陣が集結し、絡み合うそれぞれの物語をしっかりと支え、重厚な人間ドラマを奏でている。
今回、命と向き合う複数の物語をとらえた場面写真が解禁された。突然の事故で恋人を亡くした元バンドマン・愛実(桜庭ななみ)が花束を手にして目を閉じているカットや、娘・愛実の結婚式へ出席したいと願う末期癌患者の有美子(仙道敦子)と元夫・真治(杉本哲太)の病室のシーン。自然災害で家族を亡くし、心に深傷を負ってしまった少女・結莉(碧山さえ)と、その親友・咲良(鶴丸愛莉)が、満開の桜のもと通学する姿。その結莉を懸命に支え続ける祖母・文子(手塚理美)。30歳を超えても現役を続けるボクサー・光一(松浦慎一郎)と、その夫を支える妻・若菜(金澤美穂)のふたり。そして、将来に不安を感じながら「魂の物語」を伝える若い舞台俳優たちのステージの姿も。懸命に生きようとする人々が出会い、命と向き合ってゆく複数の物語が交錯し、やがて感動のラストへ突き進む―。
『有り、触れた、未来』は2023年3月3日(金)より宮城県先行、3月10日(金)より全国で公開
監督・脚本:山本透
出演:桜庭ななみ、碧山さえ、鶴丸愛莉、松浦慎一郎、宮澤佑、金沢美穂、岩田華怜、谷口翔太、舞木ひと美、高品雄基、高橋努、麻生久美子、淵上泰史、入江甚儀、萩原聖人、原日出子、仙道敦子、杉本哲太、手塚理美、北村有起哉
配給:Atemo
©UNCHAIN10+1