新たな“アベンジャーズ”に繋がるマーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の特別映像が解禁された。
世界中に衝撃と感動を巻き起こした『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)をはじめ、メガヒット大作によって次々とエンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオのプロデューサーであり社長のケヴィン・ファイギが「今までの映画と違い、新たな“アベンジャーズ”に繋がる作品」と明言する最新作。主人公は身長わずか1.5cmの“最小”アベンジャーズ、アントマン。宇宙の生命の半分が消されていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』では量子世界を使ったタイムトリップの可能性に気づき、キャプテン・アメリカや、天才トニー・スターク(アイアンマン)らに伝えたアントマン。これをヒントにアベンジャーズは過去の時代からインフィニティ・ストーンを回収、サノスとの最終決戦へ繋がるアベンジャーズでも最も重要な役割を果たしていた─。
公開3日間で興収4億1,055万円、動員24.7万人を突破し、週末の興収・動員ランキングで共にランキング1位を記録し、洋画では実に195日ぶりとなる週末ランキングNO.1を達成するなど注目の本作では、18歳へと成長したアントマンの愛娘・キャシーが魅せる“ヒーロー”としての活躍に絶賛の声が続出しているが、今回そんなキャシーが父アントマンと同じようにスーツを着用し、量子世界で華麗なアクションを披露する特別映像が解禁された。
最小&最強のアベンジャーズ・アントマンが、過去にアベンジャーズを殺したこともあるマーベル史上最凶の敵・カーンに“一家総出”で立ち向かう本作。これまでも「アントマン」シリーズにおいて、アントマンとキャシーの父娘関係は物語の軸として描かれ続けてきたが、本作でキャシーは量子世界へと繋がる装置を作った天才ティーンへと成長した姿で登場。父のアントマンに全力で愛情を表現していた幼少期とは違い、父には内緒で自立した考えを持っている、18歳の女の子らしいキャラクターとなっている。
解禁された映像では、「普通の人生を与えたかった」という父親としての本音を吐露するアントマンに対して「6歳でハチ男(イエロージャケット)に殺されかけたのよ」と、父の危険な戦いと隣り合わせで生きてきた娘の思いを語る会話が映し出される。アベンジャーズを父に持つキャシーは、自身も“世界を救いたい”という想いを抱く女の子へと成長しており、キャシーを演じているキャスリン・ニュートンは「彼女は世界を変えたいと思っている。カオスな世界で戦いたいのよ。スーパーヒーローに触発されてね」と言及。
映像ではその言葉通り、スーツに身をまとい身体のサイズを変えながら華麗なアクションを魅せており、戦い方をレクチャーしてくるアントマンに対し「知ってるよ」と対抗し、“巨大化”する姿も。「パパみたいになって、認めてもらいたいの」とキャスリンが語るように、本作では“ヒーロー”としてアントマンとともに、史上最凶の敵・カーンに挑むのだ。過去・現在・未来のすべての時を操り、その存在ごと消し去ることのできる恐ろしい能力を持ったカーンに、アントマンとキャシーはいかにして立ち向かうのか―。
アントマン役のポール・ラッドは本作で描かれる父娘関係について「スコットの人生においてキャシーの存在は常に最も重要なもので、二人の強い絆こそが本作の核心だと思います。6歳の子供と18歳のティーンエイジャーとでは、扱いが大きく異なりますが、キャシーの成長を5年分も見逃したスコットはいまだにキャシーのことを小さな子供のように扱ってしまう。そんな父に対してキャシーは自分自身の道を見つけ、自分が何者であるかを発見し、父親と少し対立もします。娘に“普通”な生活を送らせたいスコットと、父のように世の中の役に立ちたいと考えているキャシーの絶妙な関係が見どころです」と、“守るべき存在”から“共に戦う仲間”へと変化した関係性に注目してほしいと言及。
以前には本作への参加について「夢が叶った」と語っているキャスリンだが、映像内でもポール・ラッドが「彼女の演技は見ていて楽しかった」、初代ワスプのジャネット役ミシェル・ファイファーが「最初からなりきっていた」とコメントするなど、劇中でのアドリブのポテンシャルにも評価が高いキャスリンの演技力にも注目だ。
特別映像
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は全国で公開中
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ジョナサン・メジャース、キャスリン・ニュートン、ビル・マーレイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2022