2022年に韓国・ソウルで開催され、大好評を博したAWA展〈Accidentally Wes Anderson〉が『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』として、4月5日(水)より東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルで開催されることが決定した。
本展は、スイス・フルカ峠やイギリス・ロンドン、アメリカオハイオ州・クリープランド、キュラソー島・ウィレムスタットなど、世界各地の秘密の場所を訪れる人々の旅を疑似体験できるよう構成されている。ウェス・アンダーソン監督の映画のワンシーンを切り取ったような世界観を持つ300点余りの写真を、旅に関する10のキーワードで、各々の興味深いストーリーと共に紹介する。ポップなパステルカラー、シンメトリー(左右対称)な構図、時には偶然に配置されたAWAの「冒険者」たちの作品世界が織りなす本展を通じて、しばらく遠ざかっていた旅の魅力を体感できる。
AWAは2017年、アメリカのブルックリンで、ワリーとアマンダ·コーヴァル夫妻が旅行計画のバケットリスト(死ぬまでにしたい100のこと)を構想したことから始まった。展覧会名からもわかるように、現実の中で偶然出会ったウェス·アンダーソン監督の映画に登場しそうな場所を写真に撮り、同名の Instagram(@accidentallywesanderson)にアップロードした。夫妻が自ら撮った写真はもちろん、AWAが「冒険者」と呼ぶ全世界のフォロワーから提供を受けたイメージをネット上に載せて積極的に交流している。
心が安らかになるシンメトリー、目を引く強烈な模様、そして色とりどりのパステルカラー。それらは場所にまつわる物語とともに紹介され、美しさを高める。それは一度も行ったことのない国の劇場かもしれないし、よく通っていた道にある建物かもしれない。このようなユニークで美しい作品群に魅了された人々は着実に数を増し、現在フォロワー数172万人のコミュニティに成長した。興味深い場所にフォーカスし、仮想冒険に人々をいざなうAWAのミッションは、「冒険者」と呼ばれるフォロワーの好奇心を更に満たすこと。
ウェス・アンダーソン監督コメント
※公式ブック『ウェス・アンダーソンの風景』より
ここに紹介された写真は、僕が出会ったこともない人々が(わずかな例外をのぞいて)僕が見たこともない場所や物を撮ったものだが――実際僕が撮りそうな写真だ。
偶然に僕であるとはどういうことか、よく理解できた。どうもありがとう。
じゃあ意図的に僕であるとは、どういう意味なのだろうか。
きっと僕自身のことを指すのだろうが、いまだによくわからない。けれどそれは大したことじゃない。
ほかにはない魅力的な風景を発見し、共有してくれたことに、心からの祝福と大きな感謝を伝えたい。
『ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている』
会期:2023年4月5日(水)~5月26日(金)※休館日なし
会場:東京・天王洲 寺田倉庫G1ビル(東京都品川区東品川2丁目6-4)
開館時間:11~19時、毎週金・土曜日 11~20時(入館は閉館の各30分前まで)
※GW中(4月30日~5月4日)と最終週(5月22日~25日)は11~20時
※状況により、会期・開館時間等が変更となる場合がある。
※本展は予約不要だが、状況によりオンラインによる事前予約が必要となる場合がある。
入館料:
【前売】一般 1,800円、大学生 1,300円、高校生以下 800円
【一般】一般 2,000円、大学生 1,500円、高校生以下 1,000円
※税込
公式サイト:https://www.awa2023.jp
公式SNS(Twitter、Instagram):awa__tokyo