ミュージカル『SPY×FAMILY』が3月8日(水)に東京・帝国劇場で開幕、同日行われた初日会見に森崎ウィン、鈴木拡樹、唯月ふうか、佐々木美玲(日向坂46)、池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙が登壇した。

原作は、遠藤達哉が2019年3月より「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中のスパイアクション&ホームコメディ「SPY×FAMILY」。“スパイ&超能力者&殺し屋が互いの秘密を抱えたまま仮初めの家族になる”というユニークな設定とスタイリッシュでキュートなキャラクターたち、シリアスとコメディが絶妙にブレンドされた世界観、巧妙なセリフ回しとアクションとギャグを織り交ぜたストーリーテリング等により、読者の圧倒的な支持を獲得。現在、シリーズ累計発行部数は2,900万部を突破。2022年4月にはテレビアニメ化され、国内外を問わず一大旋風を巻き起こしている。満を持して2023年3月に帝国劇場で、ミュージカルとして初舞台化される。

今回行われた初日会見には、ロイド・フォージャー役の森崎ウィン・鈴木拡樹、ヨル・フォージャー役の唯月ふうか・佐々木美玲、アーニャ役の池村碧彩・井澤美遥・福地美晴・増田梨沙が登壇した。

初日を迎えた気持ちを“色”で例えると「白」と答えた森崎は「白がどんな色に染まっていくのか僕自身も楽しみ」と帝国劇場公演を皮切りに全国ツアーへの思いを語った。「春色」と答えた鈴木は「季節的にも春ですし、アーニャが入学するお話。進学のシーズンでもあります。そういうものを感じさせるこの時期にピッタリの作品」と本作のアピールをかねて語った。

「赤茶」と答えた唯月は「曲がかっこよくてジャジーな感じが茶色っぽい」という本作のイメージと、「ヨルさんのカラーが赤なので赤を混ぜてしまいました」と自身の役柄を掛け合わせた色を選択。一方で佐々木は「虹色」と答え、「初日を迎えて毎日やっていく中でいろんな色に、パッて明るくなれればいいなと思います」と笑顔を見せた。また、伊澤と福地も「虹色」を選び、池村は「水色」、増田は「黄色」と思い思いの色を挙げた。

ロイド役をWキャストで演じる森崎と鈴木は本作が初共演となるが、鈴木のことは「拡樹くんと呼ばせていただいています」と明かす森崎。「自分がやってないときにやってる相方を見て、もらえるものがたくさんあって」と話す森崎は、稽古中に「『立ち位置が変わったよ』と丁寧に伝達してくださるんです。カンパニー全体のことを見えていて、見えないところでフォローしてくれるんです」と明かした。一方で「ウィンくんと呼んでいる」という鈴木は「今回ウィンくんじゃなかったらどうなってるんだろうというくらい感謝しています。これからここで本番にあがるんですけど気持ちは同じくして立ちたいと思います」と笑顔を見せた。

また、森崎は「今日、この日を迎えられていることに改めて感謝をしています。素晴らしい原作を、日本オリジナルのミュージカルとして、日本発の世界に向けたものだと思っています。カンパニー一同、5月末の大千穐楽に向かって全速力で突っ走ってまいります」、鈴木は「挑戦する舞台だと思います。アニメ文化という日本が誇る世界に通用するコンテンツなので、いずれ海外にまで声が届くような作品になることを願って、(初日公演を演じる森崎と佐々木の)二人に勢いよくスタートしていただいて、多くの方に届く作品として、みなさんの元に届くといいなと思います」と本作をアピールした。

【取材・文/編集部】

▶関連記事
 ミュージカル『SPY×FAMILY』開幕!唯月ふうか、ヨル役Wキャストの佐々木美玲は「いるだけで癒やしの存在」「きれいな心を持っている」

ミュージカル『SPY×FAMILY』

原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
【帝国劇場】
2023年3月8日(水)初日~3月29日(水)千穐楽
チケット一般発売日:発売中
チケット料金(税込):S席15,000円、A席10,000円、B席5,000円

【全国ツアー公演】
2023年4月11日(火)~16日(日) 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO 大ホール
チケット一般発売日:発売中
チケット料金(税込):S席15,000円、A席10,000円、B席5,500円、C席3,500円

2023年5月3日(水)~21日(日) 博多座
チケット一般発売日:2023年3月11日(土)
チケット料金(税込):A席15,000円、B席10,000円、C席5,500円

 ミュージカル『SPY×FAMILY』公式サイト
 ミュージカル『SPY×FAMILY』公式Twitter(@spyfamily_stage)
製作:東宝 ©遠藤達哉/集英社