松井玲奈主演『緑のざわめき -Saga Saga-』の追加キャストが発表され、併せて第18回大阪アジアン映画祭での上映が決定した。
小山田響子は東京の忙しい環境に疲れ、生まれ故郷である九州・佐賀県嬉野市に近い福岡県で仕事を探すも20代後半、元女優の就職活動は中々上手く進まない。響子の異母妹である本橋菜穂子(24)は、地元に帰ってきた響子を密かにストーキングしている。ある日、菜穂子は偶然を装い、響子との接触を試みる。響子の手帳から盗んだ情報を通し、もう1人の異母妹、小暮杏奈と電話の声を通じて繋がりをもつが…響子の居場所を伝導するかのように都会に住みつく者、森に住みつく者、生き別れの三姉妹が、まるで葉脈のように交差し、騒めき、やがて血縁と運命を超え、性(さが)が同調する。
今回、本作の追加キャストが発表された。主人公・小山田響子(松井玲奈)の異母妹であり彼女をストーカーする女・菜穂子に岡崎紗絵、同じく響子の異母妹で佐賀の集落に暮らす少女・杏奈に倉島颯良、響子の元彼宗太郎に草川直弥、菜穂子の友人絵里に川添野愛、響子の親友保奈美に松林うらら、杏奈の幼馴染み透に林裕太、村に住む長老役にカトウシンスケ、杏奈の伯母芙美子に黒沢あすか。新進気鋭の監督が見つめる女性と自然、性と聖と俗。福岡と佐賀を舞台に新たな視点で「女性たちの物語」が繰り広げられていく。
また、本作は3月11日に第18回大阪アジアン映画祭で世界初上映されることが決定した。
岡崎紗絵 コメント
「本橋菜穂子」役を演じさせて頂いた岡崎紗絵です。
台本を頂いた時は、菜穂子のような人物像が初めての経験だったこともあり、
とても衝撃を受けました。
菜穂子は不器用であまり本当の想いを表に出せずにいる、ある意味1番人間味のある
キャラクターじゃないかと思いました。
そんな菜穂子に寄り添いながら、夏都愛未監督が創る空気を感じながら、
現場に立ちました。
バラバラの道を歩んでいた三姉妹が、偶然なのか必然なのか、出会って繋がる。
儚くて繊細な3人の想いを是非劇場で感じて頂きたいです。
倉島颯良 コメント
杏奈は今まで演じたどんな役よりも、私自身と心の距離が近い人物です。
だからこそ、前に進もうとする杏奈の喜びも悲しみも全て受け止めようとした撮影期間でした。
素晴らしいスタッフの皆様、キャストの皆様と共にこの作品をつくりあげられことを嬉しく思います。
それぞれに想いを抱えた三姉妹が出会い、そして不思議につながりあっていく姿が皆さまの目にどう映るのか楽しみです。
夏都愛未(監督)コメント
改めて素晴らしいキャスト、スタッフと共に本作を作ることができた喜びや驚きを、日々感じ直しています。バラバラの三姉妹が惹き寄せられるように出会い、互いに作用していく物語が、アジア映画が集結する大阪アジアン映画祭でどう受け入れられるのか、今からとても楽しみです。
『緑のざわめき -Saga Saga-』は2023年秋に公開
監督・脚本:夏都愛未
配給:SDP
©Saga Saga Film Partners