菊地凛子主演×熊切和嘉監督『658km、陽子の旅』の公開日が7月28日(金)に決定し、併せて特報映像が解禁された。
本作は、父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった陽子が、東京―福島―宮城―岩手―弘前をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルやあたたかい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜のロードムービー。他人との密な関係を作らず生きることのできる現代、人との関わり方に苦しみ模索する陽子の姿は観る者の心を痛いほど揺さぶるだろう。監督を務めるのは、『#マンホール』(23)で第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待され国内外で注目を浴びる熊切和嘉。主演は、『バベル』(2006)や『パシフィック・リム』シリーズ等で国際的に活躍し、本作が邦画単独主演となる俳優・菊地凛子。
今回、映画監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとイザベル・コイシェのコメント入りの特報映像が解禁された。長く続く海岸沿いの道を、ひたすら歩みを進めていく主人公・陽子(菊地凛子)。熊切監督作品『私の男』(2013)に続き音楽を担当するジム・オルークの曲が心情を現すように響く中、波の荒い海を見つめ、砂浜に横たわり空を見つめるシーンが映し出される。人生を諦めて生きてきた彼女が、この旅を通して得られるものとは…
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督とイザベル・コイシェ監督の絶賛コメントと合わせ、孤独や虚しさを感じながらも、一歩ずつ、確かに歩んで行く姿が胸に迫る映像が完成した。
特報映像
『658km、陽子の旅』は2023年7月28日(金)よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国で順次公開
監督:熊切和嘉
出演:菊地凛子
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2023「658km、陽子の旅」製作委員会