連続ドラマW-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』の完成披露試写会が3月18日(土)に都内で行われ、門脇麦、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、松本壮史監督が登壇した。

月刊漫画雑誌「Kiss」で好評連載中の磯谷友紀の同名漫画が原作。戦後間もない京都を舞台に、年の差夫婦が料亭再建に奮闘する中で絆を育んでいく“グルメラブストーリー”だ。全話の監督を務めるのは、『サマーフィルムにのって』(2021)で長編映画デビューした松本壮史。脚本はドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「大江戸もののけ物語」の川﨑いづみをメインライターに、第2回WOWOW新人シナリオ大賞で優秀賞を受賞した弓削勇が執筆する。門脇麦演じる主人公の料理人・桑乃木いち日と、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)演じるいち日の夫・山口周が挑む“老舗料亭の再建”と“もどかしい恋”を描く。

京都弁に苦戦し、1か月前から練習を重ねたという門脇。本番では京都弁でなるべくミスをしないよう頑張ったとのこと。また、料理シーンの撮影では手元を映されることが多く、「手が小さいのでクリームパンみたいって言われました」と撮影時の思い出を語った。

一方、撮影当時19歳だった作間は「原作通りの年齢でやらせていただけるのは嬉しかったですし、表紙を見て『俺だ!』って思いました」と出演が決まった際の思いを語った。門脇からも「見た目が周すぎて、周じゃんって言ったことがあります」と言われるほど、共演者からも絶賛だったという。

機材に興味があり、技術や衣装部のスタッフからも可愛がられていたという作間。趣味がカメラであるため、プロのスタッフや機材が沢山置いてある現場を「夢のような場所で楽しかった」と表現した。

印象に残っているシーンを問われると監督は、「いち日と周が並んでいるシーンは、後半になるに連れて夫婦へと変わっていってて感動しました」と、良いのが撮れてるという実感をしていたという。

印象的な料理を発表する場面で門脇は、ポトフ出汁うどんを選択。「洋食で作ったものを和食のうどんにするという発想も好きだし、味も本当に優しい味で印象的でした」と語った。一方で作間は、作中で作られた料理を大体食べて帰っていたようで、「私より早く(撮影が)終わってるはずなのに、着替え終わってもまだいて、ご飯食べてましたって(笑)」と現場での行動を門脇より暴露された。

また、作間はスイーツ作りが趣味ということだが、人に自信を持って振る舞えるものを問われると「スイーツじゃなくても良いならスクランブルエッグですかね(笑)」と回答し周囲を笑いに包む場面も。

最後に門脇は「スタッフ一人一人が真心を込めて撮った作品ですので、必ずあたたかいものが皆さんに届くと思います。10話までゆっくり、美味しく、楽しんでください」と本作品への思いを語った。

【写真・文/編集部】

連続ドラマW-30『ながたんと青と-いちかの料理帖-』(全10話)は2023年3月24日(金)23:00よりWOWOWで放送・配信開始
監督:松本壮史
出演:門脇麦、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、中村蒼、久間田琳加、白石隼也/百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、加藤小夏、菊池亜希子/小野武彦、飯田基祐、床嶋佳子/板尾創路、戸田恵子