『横浜F・マリノス クラブ創設30周年記念ドキュメンタリー Beyond Together』の公開記念舞台挨拶が3月19日(日)に横浜ブルク13で行われ、喜田拓也選手、水沼宏太選手、牧有太監督、マリノスケ、マリンが登壇した。

本作は、横浜F・マリノスのクラブ創設30周年記念事業の一環であり、横浜F・マリノス協力のもと、クラブ創設30周年にあたる2022年シーズンに完全密着したドキュメンタリー作品。この記念すべき年に5度目のJリーグ制覇を成し遂げたクラブの姿を、ピッチ上での選手たちの充実したパフォーマンスだけではなく、チームを支え続けたチーム・クラブスタッフの知られざる日常や想いなども描く。そして、クラブ創設から30年の歴史を振り返るとともに、横浜F・マリノスの未来に向かう姿にもスポットライトを当てている。

冒頭では「この最高の映画の感想をみなさんと共有できる時間を楽しみにしています」と喜田選手、水沼選手は「俳優になった気分でここに立たせていただいています。まさか舞台挨拶をする日が来るなんて」と笑いを誘った。30周年を記念したドキュメンタリー映画を観て、喜田選手は「グッとくるシーンが多くて。スタッフの方とか、ファン・サポーターの方とか、いろんな方たちのいろんな姿を見ることができて、愛が溢れる映画だなと思って。マリノスに関わる全ての人のすばらしさ、愛情を感じることができた」と感慨深げな様子を見せた。

水沼選手も「オープニングから涙が出そうになって。去年一年間を思い出すという意味でもよかった。裏ではどれだけの思いを持ってマリノスのために動いてくれているかがよく分かった」と言い、さらに昨シーズンの終盤を振り返り、「ジュビロ、ガンバと負けたあたりで、『うわ、負けちゃったか』というシーン。本当に申し訳なかったと思いますけど、映画的にはいい感じになっちゃった」と言い、これに牧監督は「ありがたかったです」と笑いを誘った。

“横浜F・マリノスを一言で表すと?”という質問に「愛」と書いた喜田選手は「関わる全ての人の愛を感じることができますし、僕も愛しているので」と思いを語ったが、「マリノスを一言って相当難しいですよ」と笑った。「憧れ」と書いた水沼選手は「所属していても憧れる。いつまで経っても憧れ。エンブレムを見るとカッコいいと思うし、今それを背負って闘えることは幸せ」と笑顔を見せた。

また、牧監督も「憧れ」と同じ回答を披露。サッカー選手になりたかったという牧監督は「憧れのクラブ。一年以上撮らせていただいたんだけど、憧れが強くなってる。ずっと憧れのままでいて欲しいという思いを込めて」と語った。

さらにイベントではプレゼント抽選会を実施。最後に水沼選手は「マリノスに関わる全てのみなさんの歴史が詰まった映画。素晴らしいものを見せてもらったと感じます。いつも応援してくださるみなさん、一緒に戦ってくださるみなさんのおかげで歴史を変えていけると思うと、40年~50年と最高なクラブにしていけるようにみんなで一つになってやっていけたら」、喜田選手は「選手、スタッフ、ファン・サポーターとそれぞれの立場でできることやりきれれば、もっと素晴らしいクラブになっていけるポテンシャルがあると信じているので、ここで満足することなくもっと誇れるクラブにしていきたいと思っているので。僕らは選手として人生をかけて戦っていくので、みなさんも見て感じ取ってもらうのもそうですし、追い求めていってくれればより誇れるクラブになると思うので、これからもぜひお願いしたいと思います」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『横浜F・マリノス クラブ創設30周年記念ドキュメンタリー Beyond Together』は横浜ブルク13ほか神奈川県・東京都11館にて公開中
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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