『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の春休み突入!大ヒット御礼舞台挨拶が3月24日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、高橋恭平(なにわ男子)、畑芽育が登壇した。
原作は、そのインパクトあるタイトルと、次から次へと登場する女子憧れの胸キュンシチュエーションが話題となり、全国のティーン女子たちがドハマりする、憧れ度No.1“片想いごっこ”ラブストーリー。陸上部のエースで学校イチのイケメン・千輝彗役を、本作が映画初主演となるなにわ男子の高橋恭平が務め、ヒロインの如月真綾を畑芽育、さらに千輝のライバル役を板垣李光人が務めるほか、莉子、曽田陵介らフレッシュで今旬なキャストが顔を揃えた。監督は『ひるなかの流星』『午前0時、キスしに来てよ』など次々とヒット作を生み出し、ラブストーリーに定評のある新城毅彦が務める。
周囲からの反響も多いようで、高橋は「男同士の付き合いだとああいう仕草とか姿はなかなか見せないので、『こんなんちゃうやん』って、めっちゃいじられました」と明かした。一方で先日には観客と一緒に応援上映を鑑賞した畑だが「4回くらい劇場で見ているんですけど、一向に気づかれないんです。ちょっと気づいてもらえないかなという淡い期待を込めてるんですけど、全く気付かれなくて。目の前で褒めてる声を聞きながら劇場を出る。ありがたいですけど」と笑いながら明かし、「私がいたら声をかけてください」と笑いを誘った。
イベントでは作品にちなんだクイズを出題。“劇中で2人が通う高校の名前は?”という問題には「分かるよ…」と言葉を濁す高橋は「昨日まで覚えてた」と言いつつ、回答できず。その高橋は“手塚が登場シーンで着ていたパーカーの色は?”という問題に見事正解。しかし、その後もなかなか正解が出ない高橋に対して、畑は“片想いごっこのミッションリストで<数えるシリーズ>の2つ目は?”という難問にも見事正解した。
また、「(妹の)恋ちゃんの隣でスパイクを磨くシーンで、目の前のテーブルにぬいぐるみがありますが、何のぬいぐるみ?」という質問に「これミスりたくない。めっちゃかわいがってたんです。手紙とかももらって、絵を描いてくれた。ビーズで作ってくれたんです、お花を。今でも財布に入れてます」と言ったものの、残念ながら不正解。これには「記憶が…」と悔しがる高橋。
自身が着用していたユニフォームのゼッケン番号も外した高橋は「やばいね、いったんはけていいですか?」と落ち込みつつ、改めて回答して「1728」と正解。しかし結果は畑が8問正解、高橋が2問正解と畑が圧倒。負けた高橋は、“追試”として、「よそ見すんなよ。好きな男、アイツじゃなくて俺だろ?」というセリフを披露し、これには観客からも歓声が沸き起こった。
さらにイベントの終盤では、共演者の板垣李光人、莉子、曽田陵介から2人にサプライズでの手紙を披露。「恭平ちゃんのおかげでお芝居しやすかったです」という曽田からは「『俺で上書きして』って言ってください」とリクエストがあり、高橋が観客に向かって披露し、「この前サウナ行ったばかりなんですけどね」と笑顔を見せた。
一方で本作の撮影を通して仲良くなかった莉子からの手紙に、畑は目に涙を浮かべ、「嬉しい!本当にすてきな仲間に囲まれたなと改めて感じます。莉子も、明日も会うのにこんなお手紙をもらった」と感慨深げな様子だった。
また、3人からの手紙に高橋は「終わってからも仲良くさせてもらった(板垣と曽田の)2人だし、莉子さんもしゃべりかけてくれてた。みんなに助けられましたし、手紙をいただけるのは嬉しかった」と言い、畑も「一緒に切磋琢磨して撮影に挑んできたものの、お互いの頑張りを言葉で認め合ったりはできなかあったので、いざ文章に書き起こしていただいてというのは心がこもっているなと、お手紙っていいなと改めて思いました」と語った。
最後に畑は「すてきな作品でヒロインを務めさせていただいて、どういう評価をされるのか不安で緊張もあったんですけど、嬉しい感想やコメントを毎日見るのが日課になっていて、それがすごく幸せな時間で、ずっと続けばいいのにという気持ちもあります。一緒に走り抜けてきたかいがあったらなと身をもって感じています」、主演の高橋は「僕一人じゃなくて、キャストのみなさん横一列全員が座長のつもりで臨んだ映画です。いろんな方々に支えられていい映画が完成して、たくさんの人に見ていただけると思うと嬉しい限りです。これからも僕はこの瞬間を忘れませんし、芝居人生で大きな一歩を踏み込んだ作品だと思います」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は全国で公開中
監督:新城毅彦
出演:高橋恭平(なにわ男子)、畑芽育、板垣李光人、莉子、曽田陵介、箭内夢菜、鈴木美羽、中島瑠菜
配給:松竹
©2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社