『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の公開記念舞台挨拶が4月1日(土)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、武内駿輔、南沙良が登壇した。

仲間を集めて強大な敵に立ち向かっていく物語といえば、主人公となる伝説の勇者と、サポートするスペシャリストたちで最強のパーティを組むのが鉄板だが、本作の主人公・エドガン(クリス・パイン)は盗賊稼業に勤しむアウトローな吟遊詩人!?屈強な女戦士ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)、魔法使いサイモン(ジャスティス・スミス)、可憐な見た目から一転、獰猛な”アウルベア”に変身する能力を持ったドルイド僧のドリック(ソフィア・リリス)、そして高潔な聖騎士ゼンク(レゲ=ジャン・ペイジ)と実にユニークでクセ者ばかりのパーティが、一筋縄ではいかない大冒険を攻略する旅にでる。中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、壮大な世界観と進化を続ける映像クオリティにも注目だ。

舞台挨拶には、クリス・パイン演じる主人公、盗賊エドガンの吹替を担当した武内駿輔、エドガンと共に冒険の旅に出るソフィア・リリス演じる自然の化身ドリックの吹替を担当した南沙良が登壇した。

前日の3月31日に公開された本作だが、「意外とおもしろかったとか、うれしい感想」と笑顔を見せた武内は「ちょっとだけ安心しています」と安堵の表情を浮かべた。一方で、周囲からのは反響は「全然なくて。友達が少ないというのもあるんですけど」と話す南は「みなさんの感想を楽しみに、今ここにいます」と笑いを誘った。

今回初めて声優に挑戦したという南だが「声だけで表現することの難しさ。声優さんってすごいんだなと改めて実感しました」と言い、さらに「素晴らしい方々が集まっているので、その中に私がいるのが恐れ多い」と恐縮していると、武内は「キャラクターに合っていましたよね!原音のニュアンスをくみ取られていらっしゃったので安心して聞いていられる」と称賛した。

本作への出演が決まったことに「こういうテンション感のものは日本語ならではのおもしろさが表現できたらと思いました」と振り返る武内。「錚々たる方がいる中で足を引っ張らないかと心配で心配で…」と自身の思いを明かす南だが、竹内は「声優の演技への理解度が高いという印象で、声優とか女優とか関係なくいいものが作れた」と語った。

そんな南は、アフレコに臨むあたっては「(普段も)実際に現場に行ってからの空気感を大事にしていて、今回も特に何も(笑)」と笑い、一人で行ったアフレコでは「いろいろ驚くことばかりでした」と振り返った。

舞台挨拶では、3月22日に大谷資料館で行われた「公開直前!異世界ダンジョンイベント」の映像を上映しながらトークを展開。「めちゃくちゃ寒くて」と明かす武内は「パーティーを組んで回っている感じが楽しかった」と振り返り、南は「みなさんいつも見ている方々なのですごい緊張しました」と明かした。

また、作品の内容にちなんで“自身の強みや特技”を聞かれると、「吹替好き、洋画好きというところでは、声優の中でも情熱だけは上位に入るんじゃないかと誇りに持つようにしています」と話す武内。一方で、南は「耳抜きをしようとすると目から息が出るんです」と“特技”を明かし、笑いに包まれた。

さらにエイプリルフールにちなんで“騙されたエピソード”を聞かれると、南は「小学生の時に初めて飛行機に乗るときに、兄に『飛行機が離陸するときは全員よいしょって言わなきゃいけない』と言われて、“よいしょ”って言ったら誰も言ってなくて恥ずかしい思いをしました」と明かし、笑いを誘った。

最後に南は「直球のエンタメ。笑えて泣けてワクワクできて、たくさんの方が大好きになるクセになる映画です」、竹内は「この作品は誰と見るかにかかってるんじゃないかと思います。一緒に見る方で楽しみ方が変わってくるんじゃないかと思います。気軽に映画館に遊びに来ていただけると幸いです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は全国で公開中
監督・脚本:ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン
出演:クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、ジャスティス・スミス、ソフィア・リリス、ヒュー・グラント
配給:東和ピクチャーズ
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