『劇場版 美しい彼~eternal~』の公開記念舞台挨拶が4月8日(土)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、萩原利久、八木勇征、酒井麻衣監督が登壇した。
無口で友達もいない、クラス最底辺の平良が一目で恋に堕ちたのは、圧倒的に美しく、そして冷酷、クラスの頂点に君臨する人気者・清居だった。清居に絶対の忠誠を尽くす平良と、愛されたいという欲求を隠し持つ清居の想いは、紆余曲折の末に成就するが……。ドラマ「美しい彼」では、真逆の男子高校生2人のすれ違う想いを瑞々しく映し出し大反響を得た。第59回ギャラクシー賞の《マイベストTV賞 第16回グランプリ》 を受賞し、「ソウルドラマアワード2022」では八木がアジアスター賞を受賞し、さらに「WEIBO Account Festival 2022」では萩原と八木が話題俳優ペア賞などの俳優賞を受賞するなど、現在も、国内のみならず世界中で「ひらきよ」ムーブメントが拡散している。劇場版では、大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントとして働きはじめた平良と俳優としての活躍の場を拡げる清居の“その後”の物語が描かれる。
2人の演技について「ほとんどのシーンが想像以上」と称賛する酒井監督。その酒井監督による撮影現場について萩原は「なんでもやってみたくなる」と雰囲気の良さを感じさせ、「道しるべを与えてくれた。信頼関係のもとで撮影していた」と振り返った。八木も「感情の動きからひとつひとつ教えていただいた」といい、「全てのことが初めてだった。酒井さんでよかったと思うし、相手が利久でよかったと思う、最高の作品に巡り合えた」と語った。
ドラマで描かれた高校生活について、自身は「帰宅部のエースでした」と笑いを誘う萩原は「部活したい」と憧れを語った。一方で「部活に3年間を注いでいた。ずっとサッカー漬けの高校生活でした。きつかったけどいい思い出」と振り返り、それを聞いた萩原は「そういうの言いたかった」と笑った。
“これがないと生きていけないもの”=“エターナルなもの”を聞かれると「サウナかな。僕ととのったら『エターナル』って言うんですよ。うそです」と笑いつつ「日常をがんばるモチベーション」と明かした。
また、いよいよ劇場版が公開されたことで“『美しい彼』ロス”に向けての対策を聞かれると「ロサンゼルス編ということでよろしいですか?」と笑いを誘う八木。酒井監督は「原作は続いているので原作を読むこと」と勧めた。八木は「細かいところにこだわりが詰まっているから探しながら見るのも新しい楽しみ方の一つになる。ずっと好きでいていいんじゃないでしょうか」、萩原は「友達と見ると楽しい。自分では見つけられなかった楽しみ方を見つけられる方法かな」と答えた。
さらに、舞台挨拶の終盤では萩原と八木の副音声上映の実施が発表された。収録では「ずっとしゃべってた」という2人だが、「見入っちゃうシーンもある」といい、「新しい楽しみ方の一つになる」と笑顔を見せた。副音声上映は4月21日から開始される。
最後に萩原は「シーズン1から考えると奇跡のような瞬間じゃないかと思います。たくさんの方に見ていただけているようですごくうれしいです。何度も見ていただけたらうれしいです。『美しい彼』という作品が大きいところに、もっと広がっていってくれたらうれしい。いつも『美しい彼』を愛してくれてありがとうございます」、八木は「スタッフ、キャスト全員シーズン1を超える気合いで全力で一つの方向に向かって作り上げた作品です。日本だけじゃなくて海外での上映も決定したので、国境を越えて愛されているんだと実感しました」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『劇場版 美しい彼~eternal~』は全国で公開中
監督:酒井麻衣
出演:萩原利久、八木勇征、高野洸、落合モトキ、仁村紗和、前田拳太郎、和田聰宏、池田大
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2022 劇場版「美しい彼~eternal~」 製作委員会