『ゲネプロ★7』の公開記念スペシャルイベントが4月10日(月)に都内で行われ、三浦海里、和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、ZIPANG OPERAが登壇した。
日本映画やドラマ界を牽引し、『SPEC』シリーズ、『十二人の死にたい子どもたち』、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』など様々な革新的作風で常に世間を驚かせ続ける鬼才・堤幸彦監督が、映画を新たな次元に進化させた本作。主演を務めるのは、ABEMAで2020年9月からOAされ話題になったオーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」で主役の座を獲得した新星・三浦海里。さらに和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、高野洸が出演する。
イベントの冒頭では、ZIPANG OPERA(佐藤流司、福澤侑、心之介、spi)が主題歌「KAMINARI FLAVOR」を披露し、会場を盛り上げ、その後映画本編の冒頭15分間が上映された。上映が終わり、登場したキャスト陣だが、イスの高さが合わずに各自で調整を行い、イスを上下させてみるなど和気あいあいとしたムードの中でトークイベントがスタートした。
本作の台本を読み、「(それぞれのキャストの役柄が)想像しやすかった」と振り返る黒羽。「このメンバーでどんな作品やるのかなと台本を読ませていただいた」という染谷は「ジャンルで言ったらヒューマン・バイオレンス・サスペンス・アクション…?だったのですごいうれしかったです」と説明。佐藤は「劇中劇は役者冥利に尽きる。役者の底地から、引き出しの量が試される。演じる上で楽しそうだなという印象がありました」と振り返った。
一方で荒牧は「先に読み進めたいというおもしろさがあったんですけど、またクマ持たされてると思いました。この現場じゃなくても、クマを持っているものが割とあったので、もう持つことないだろうなと思ったんですけど」と笑いを誘った。続けて、「それぞれの武器が存分に出ている」という和田は「クマいつも持ってるじゃん。一緒に映画行っても持ってる」と笑いつつ、「キャラクターは堤監督と一人一人面談をして」と明かした。「初めましての方が多かった。イメージ通り。荒牧さんはクマ違和感ないなと思ったり」とさらに笑いを誘った。
劇中ではアクションシーンもあるが、ワイヤーアクションに挑戦した三浦は「初めて。ほぼ2階のところです。いい経験をさせていただきました」と振り返った。荒牧は「スリリングなものに挑戦しました」と語った。また、血まみれにもなるというが「あの状態で10時間いたから、石鹸でこすっても全然落ちなくて、一生このままかもしれないって」と笑いを誘った染谷。
最後に黒羽は「気心知れたメンバーと作品を作れたことも楽しかったですし、劇団っていいなと思いました。『ゲネプロ★7』の別作品も見たいなと思いました。それくらい愛着のある作品です」、染谷は「撮影は短期間だったんですけど終わった後に出来上がるのを見る前に手応えを感じて、出来上がりを見させていただいたら、客観的に見てもおもしろい作品が出来上がったと思います」、佐藤は「(今回のイベントで)このメンバーの力強さとみなさんの信頼の強さを感じました。その信頼を裏切らないくらい楽しい作品になっていると思います」と本作をアピール。
荒牧は「この短期間でこの集中力でこの技術力がないと撮れない作品だと感じました。このメンバーだからこそ導き出せた映画だと感じました。今僕らができる最大限、その中で生まれた輝きを劇場で肌で感じていただけたら」、和田は「海里とのシーンが多くてすごくうれしくて、思いのぶつかり合いもあるので魅力だと思うので楽しみに劇場に足を運んでください」、三浦は「このキャストのみなさんはいろんなところでお名前を見ていますし、一緒にお仕事をさせていただいて勉強になりました。お芝居の部分でも堤さんやみなさんに引っ張っていただいて、あまり見せたことがない表情を引き出していただいて、とてもいい経験をさせていただきました」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『ゲネプロ★7』は2023年4月21日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開
監督:堤幸彦
出演:三浦海里、和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒羽麻璃央、高野洸
配給:ギャガ
©映画「ゲネプロ★7」製作委員会