是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二の初タッグで贈るオリジナル映画『怪物』の場面写真とキャラクター写真計19点が解禁された。

『万引き家族』の是枝裕和監督と『花束みたいな恋をした』「大豆田とわ子と三人の元夫」の脚本家・坂元裕二のコラボレーションで話題の本作の音楽に、『ラストエンペラー』で日本人初となるアカデミー賞作曲賞を受賞し、『レヴェナント:蘇えりし者』や『怒り』など国内外を問わず第一線で活躍する坂本龍一が加わり、まさに怪物級のクリエイターが集結した本作。

本作の物語の舞台となるのは大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きた。それは、よくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に大人や社会、メディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちが忽然と姿を消す─。

今回解禁された場面写真は、安藤サクラ演じるシングルマザーの早織が黒川想矢演じる息子の湊と穏やかな表情で街を眺める場面や、湊と柊木陽太演じる同級生の依里が子供らしい笑顔を浮かべて全力で遊ぶ様子が伝わる場面など優しい光に包まれた平穏な日常が写し出されている一方で、永山瑛太演じる湊、依里の担任教師・保利が床に尻餅をつく生徒の肩に手をかけ、目を見開いて驚きの表情を浮かべる場面では暗い影が忍び寄る不穏な空気を感じさせる。まさに、是枝裕和、坂元裕二作品に共通する生身の人間の手触りを感じさせるカットとなっている。

また、早織、保利、湊、依里のほか、高畑充希が演じる保利の恋人・広奈、角田晃広が演じる湊、依里が通う小学校の教頭・正田、中村獅童が演じる依里の父でシングルファーザーの清高、田中裕子が演じる小学校の校長・伏見のキャラクター写真も解禁された。いったい「怪物」とは何か…。登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに、私たちは何を見るのか―。

『怪物』は2023年6月2日(金)より全国で公開
監督・編集:是枝裕和
出演:安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童/田中裕子
配給:東宝、ギャガ 
©2023「怪物」製作委員会