『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』の完成披露上映会が4月18日(火)に新宿バルト9で行われ、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽、伊礼姫奈、豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)、大谷健太郎監督が登壇した。

平尾アウリの累計100万部超えの大ヒットコミック「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を映画化した本作。2020年にはテレビアニメ化もされ、ABCテレビの2022年10月クールドラマ Lにて初実写ドラマ化され、原作の再現度の高さと”推し活”のあるあるが詰まった共感度の高いストーリーが話題となった。主人公・フリーターのえりぴよは、地元・岡山のマイナー地下アイドル・ChamJam(チャムジャム)のメンバー・市井舞菜に人生のすべてを捧げている伝説的なファン。自らの服は高校時代の赤ジャージのみ、収入の全てを推しである舞菜に貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして名前を呼び、プライベートでの布教活動など、推しが生きる活力となっている。そんな熱狂的なオタク・えりぴよを演じるのは、ドラマに引き続き、元乃木坂46の松村沙友理。

主演の松村は「みなさんに自信を持ってお届けできる作品だと思っているので早く見て欲しいなという気持ちと、アップのシーンが多くて恥ずかしいという気持ちがあります(笑)自分で見た時も、『おおお』ってなりました」と笑いを誘った。“推し”がテーマの本作について、松村は「乃木坂46にいたときに、握手会とかでお話していた言葉とかも、セリフで同じ言葉が入っていることが多くて、思い返しながら演じていました」と振り返り、「魂込めたと思います」と笑顔を見せた。

本作の“推しポイント”について中村は「ChamJamのメンバーで体を張ったシーンがあるので注目してもらいたい」と語り、MOMOは「主題歌が@onefiveの『chance』なので最後まで見て、聞いて帰ってください!」、KANOは「あるシーンで舞菜が着ているものを褒められるんですけど、舞菜の表情がかわいいので注目してほしい」、SOYOは「嵐の日にくまささんがレインコートをバシャバシャしながら劇場に向かっているシーンが好き」とそれぞれのおすすめポイントを挙げた。

そんな中でGUMIは「バスに乗っているシーンで、たくさんのメンバーが寝ているんですけど、それが実はガチ寝で本当に首が曲がっていたり、スタッフの方が優しくて寝ていても起こさないでくれたので、気づいたら何も撮影していないバスに取り残されていたことがあった」「台詞があるメンバーが起きていて、ほかのメンバーはガチ寝です」と明かし、これに大谷監督は「いい芝居してるなと。今知りました」と驚いた様子で、会場は笑いに包まれた。

さらに伊礼は「フルサイズのライブシーンは迫力もあったし、みんなの新しい顔、ドラマになかった表情をしていて推しポイントだと思います」と語り、「(自身が演じる)舞菜は結構いい表情していました、自分で言うのもなんなんですけど(笑)」と自信を見せた。

“今推していること”をフリップで回答する場面では「愛犬です。推しって言われた時に一番に思いついた。15分に1回、“いとし”何してるのかな、というのが口癖です」と応えた松村。本作の撮影中に「劇ハマりした」という“餃子”を挙げたSOYOは「そこから多くて週6くらいで食べています」と明かし、驚かせた。

最後に松村は「この場にいるみなさんは、きっと誰かを推しているみなさんなのかなと思うので、見ていただくと共感できる部分がたくさんあると思います。自分の推しポイントを見つけながら見ていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』は2023年5月12日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開
監督:大谷健太郎
出演:松村沙友理、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽・伊礼姫奈・豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)
配給:ポニーキャニオン
©平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会