ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説を映画化した『大名倒産』のキャラクター解説動画 第一弾とキャラクタービジュアルが解禁された。
数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)。2019年に上下巻で単行本が出版されると「面白い!」「こんな浅田作品が読みたかった!」と話題になった作品が、ついに実写映画化。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』など、立て続けにヒット作を生み出し続ける前田哲。本作が時代劇初挑戦となる。脚本は、映画『七つの会議』やドラマ「半沢直樹」の丑尾健太郎と、ドラマ「特捜9 season2~4」「下町ロケット」の稲葉一広の共同脚本。主人公・松平小四郎役に神木隆之介。そのほか、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、小日向文世、宮﨑あおい、浅野忠信、佐藤浩市が出演する。
今回、キャラクター解説動画 第一弾とキャラクタービジュアルが解禁された。映像は、神木と杉咲が映画『大名倒産』の魅力的な登場人物たちを紹介していく様子を収めている。お互いを“神様”“花様”と呼び合い、劇中でも安定感抜群の掛け合いを見せる二人。映像冒頭でも、神木が「(キャラクターの情報を)間違えないように(資料を)ガッツリ読まさせて頂きます」と言うと、まるでアナウンサーのようにスラスラと紹介していく姿が微笑ましい。
解説動画<第一弾>で紹介されるのは、小四郎をはじめとする9人のキャラクター。まずは“巻き込まれ系プリンス”松平小四郎(神木隆之介)。越後・丹生山藩の鮭役人の息子として平穏に暮らしていたが、自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎだと知らされ、いきなり殿様になるも、実は藩が25万両(=約100億円)もの借金を抱えていることが判明し、突然“ワケありビンボー藩”を率いることになるという役どころだ。続いて紹介するのは、小四郎の幼馴染・さよ(杉咲花)。巨額の借金を抱える殿様となってしまった小四郎と偶然にも再会。弱音を吐く小四郎を時には叱咤激励しながらも力強くサポートし、ともに借金返済に奮闘していく。
2人を取り巻く顔ぶれも個性豊かだ。小四郎の実父であり、丹生山の先代藩主・一狐斎(佐藤浩市)。藩を救うため“大名倒産”つまり藩の計画倒産を小四郎に命じるが、実は全ての責任を押し付け切腹をもくろむ。そんな一狐斎に翻弄される小四郎だが、彼にとって大きな心の支えとなるのが、二人の兄の存在。うつけ者だが天才的な庭造りの才能を持つ次男・松平新次郎(松山ケンイチ)と、病弱だが聡明な三男・松平喜三郎(桜田通)。解説動画の中で神木は「桜田通さんが渾身の役者人生をかけた短歌(和歌)を歌っていて、それが見どころです!」と桜田に代わり力強くアピールしている。
そして小四郎の育ての父・間垣作兵衛(小日向文世)、母・間垣なつ(宮﨑あおい)に加え、幕府の実力者で旗本大番頭・小池越中守(髙田延彦)、小池の娘であり新次郎の恋人・お初(藤間爽子)ら松平家を取り巻く人々も紹介。動画内で神木は、髙田との撮影について「僕は首を絞めていただきましたからね!めちゃくちゃ嬉しかったですよ」と回顧し、大盛り上がりだった現場の様子を明かしている。
キャラクター解説動画 第一弾
『大名倒産』は2023年6月23日(金)より公開
監督:前田哲
出演:神木隆之介
杉咲花、松山ケンイチ
小日向文世/小手伸也、桜田通/宮﨑あおい
キムラ緑子、梶原善/勝村政信、石橋蓮司
髙田延彦、藤間爽子、カトウシンスケ、秋谷郁甫、ヒコロヒー
浅野忠信/佐藤浩市
配給:松竹
© 2023『大名倒産』製作委員会