清水崇監督最新作『忌怪島/きかいじま』がポルト・アレグレ国際ファンタスティック映画祭に正式出品され、最優秀悪役」を受賞した。
大ヒットを叩き出した『犬鳴村』、『樹海村』、『牛首村』の「恐怖の村」シリーズを生み出した清水崇監督の最新作『忌怪島/きかいじま』。今回の舞台は“島”。新たな恐怖が今、幕を明ける―。本作では、今話題のメタバースの世界を表現。「VR」研究チームに次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた「赤い女」の怨念、真っ赤に染まる島。現実と仮想世界の2つの間で今までにない最強の恐怖が待ち受けている。“閉ざされた”島と“開かれた”メタバース。相反する世界が合わさった時、地獄の扉が開き、逃げ場のない恐怖の底へと観るものを没入させる―。主演は、なにわ男子の西畑大吾。
ブラジルのポルト・アレグレで4月13日~30日[現地時間]に開催された南米最大のファンタ映画祭である第19回ポルト・アレグレ国際ファンタスティック映画祭(通称:ファンタスポア)において本作『忌怪島/きかいじま』が正式出品され、『呪怨』(清水崇監督)と併映。座席は完売し、ファンタスポア始まって以来19年、初めてエンドロール及び、Q&Aが終わるまで誰1人退席せず、会場は大盛況となった。
そして、今回本作が最優秀悪役賞を受賞した。この賞は19年の映画祭史上初の悪役に与えられた賞となる。本作で恐怖の根源となり、主人公の片岡友彦(西畑大吾(なにわ男子))をはじめとする出演キャスト全員を恐怖に陥れる最強のタブー・イマジョ役 祷キララの怪演、また観た方をトラウマ級の恐怖に没入させる“最強の悪役”を作り出した作品全体が高く評価された。なお、本映画祭では清水崇監督が「キャリアアワード」(生涯功労賞)を受賞している。
祷キララ(イマジョ役)コメント
「イマジョは、この映画の裏の主役だと思っています。個人的にも特別な挑戦だったため準備、撮影期間中は修行の身だと思い過ごしました。修行中の唯一といえる希望は、私が演じることで彼女の人生が多くの人に知られるさまを想像することでした。最優秀悪役賞の受賞、とても嬉しく光栄に思います。清水監督が今後どんな悪役を生み出していくのかますます恐ろしく、楽しみになりました。」
祷キララ(2023年5⽉1⽇(月))
清水崇(監督)コメント
「日本国内でも、かなり限られた狭い地域でのみ恐れられ、その名を口にするのも憚られる、知る人ぞ知る存在の彼女…そんな彼女が地球の真裏:ブラジルの映画祭で賞をいただいてしまった!!……苦悶を体現し、疲弊しながら演じてくれた祷キララちゃんの魂に感謝しつつも、何かの禁忌を解いてしまったようで恐ろしい………」
清水崇(台北のホテルにて 2023年4⽉30⽇(日)夜)
『忌怪島/きかいじま』は2023年6月16日(金)より全国で公開
監督:清水崇
出演:西畑大吾(なにわ男子)、生駒里奈、平岡祐太、水石亜飛夢、川添野愛、當真あみ/山本美月
配給:東映
©2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会