『ブラッククローバー 魔法帝の剣』の公開アフレコイベントが5月10日(水)に都内で行われ、高橋文哉が登壇した。

「週刊少年ジャンプ」連載 心震わす魔法バトルアクション―原作では明かされなかった「魔法帝」の物語を映画化した本作。シリーズ累計1,800万部を超える人気作品「ブラッククローバー」(著:田畠裕基)の初映画化作品『ブラッククローバー 魔法帝の剣』が6月16日(金)より全国の劇場にて公開、さらにNetflixにて全世界配信される。「諦めないのが俺の魔法だ!」ーその信念を胸に強敵に立ち向かう主人公アスタの声を梶原岳人、親友でライバルのユノを島﨑信長、さらにゲスト声優として歴代魔法帝のジェスターを高橋文哉、魔道具研究員のミリーを飯豊まりえが務める。

本作で初めて声優に挑んだ高橋は「率直にすごくうれしかったです。こういう作品を高橋文哉にやってもらいたいと思っていただけたことがうれしかったし、役者冥利に尽きると思いました」と振り返った。作品については「少年漫画のど真ん中にいる。主人公が努力を惜しまずに向き合っていく姿ががんばらなきゃなと思わせられますし、魅力だと思います」とコメント。そんな中で、自身が演じるオリジナルキャラクターのジェスターについては「すごく難しかった印象です」と明かし、「どのように向き合っていいのかも分からず。いつもやっているお芝居と同じアプローチの仕方で、心情とか信念とかバックボーンとか過去をお聞きして作り上げていった」と明かした。

アフレコは「圧倒的な緊張感はあると思いました」といい、「画面があって、マイクがあって、いろんなスタッフさんが聞いてくださっていて自分の声も聞こえて。みなさんの前で初めてジェスターが形となる瞬間、自分がジェスターとして第一声を発する瞬間は本当に緊張しました」と普段の芝居とは異なる点を挙げた。また、「台本を見た時に受けた印象をどのようにお届けするか。どうやって魅力に気づいていただけるか、話し合いながら向き合っていました」という。

報道陣を前にしての公開アフレコを行う場面では「“公開アフレコ”というワードを聞いた瞬間に右手が震えるくらい緊張している(笑)」と話す高橋だが、実際に終えてみると「久々にやって気持ちいいです」と公開アフレコの感想を語った。

また、「アフレコの時はいい意味で背中を叩かれたと思って。これが『ブラッククローバー』だぞと」と振り返った高橋は「スクリーンで観た時に、『ブラッククローバー』の中で戦っている姿を観て、自分の中でジェスターとしてできることはやりきったのかなと思えた」と語る高橋。

本作で声優に挑戦したことで、「(また声優の仕事を)したいです。日常的な作品でもやりたいと思いますし、アクションやファンタジー要素がある作品の中でも違った役どころとして向き合ってみたいとスクリーンを観て思いました。やっているときはジェスターの事しか考えられていなかったので感じなかったんですけど、観た時に声で大切にしたい感情だったり、役の人生を映し出せるようになったら素敵だと思ったので、この作品のおかげで興味がわきました」と今後の意気込みを語った。

最後に高橋は「僕自身がジェスターの事だけを考え、どうしたらみなさんに魅力を余すところなく伝えられるかと考えて演じた役です。この映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』は、背中を押してもらえたり、応援したくなったり、だれかに憧れたりかっこいいと思ったり、チームや人間同士の中で生まれる情熱を丁寧に描いている作品です。どなたが観ても楽しめる作品です」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『ブラッククローバー 魔法帝の剣』は2023年6月13日(金)より全国で公開、Netflixで全世界配信
監督:種村綾隆
声の出演:梶原岳人、島﨑信長、諏訪部順一、優木かな、森川智之、関俊彦、大塚芳忠、沢城みゆき、高橋文哉、飯豊まりえ
配給:松竹ODS事業室
©2023「映画ブラッククローバー」製作委員会 ©田畠裕基/集英社