ラッセル・クロウ主演のホラー映画『The Pope’s Exorcist(原題)』が『ヴァチカンのエクソシスト』の邦題で7月14日(金)に公開されることが決定し、併せて予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
「ヴァチカンのエクソシスト」として知られたアモルト神父が何万回も行った悪魔祓いの体験を記録した2冊の回顧録「エクソシストは語る(原題:An Exorcist Tells His Story)」とその続編はベストセラーとなった。回顧録の映画化権を得ようとしたプロデューサーは他にもいたが、誰も神父を説得できなかったという。神父は2016年に亡くなったが、それ以前に本作のプロデューサー、マイケル・パトリック・カツマレクが映画化権を取得した。主演は『ビューティフル・マインド』『シンデレラマン』などでも実在の人物を演じてきたラッセル・クロウ。実在したエクソシストを演じるチャンスに魅力を感じたというクロウはこれまでも様々なジャンルに出演してきたが、ホラー作品に主演するのは本作が初となる。
カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕え、生涯で<数万回の悪魔祓い>を行った実在のチーフ・エクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父(1925年誕-2016年没)。人間に取り憑いた<邪悪な悪魔>との壮絶な戦いを記した著書「エクソシストは語る」を基に映画化した。
1987年7月、サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂―。全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる。
今回解禁された予告映像では、悪魔に取り憑かれた少年が血に染まった赤い鳥を口から吐き出し、恐ろしい声で自ら「神父を呼べ」と命令。ヴァチカンから駆け付けたアモルト神父と対峙する、得体の知れない強力な悪魔の存在をまじまじと感じる映像となっている。
予告映像
『ヴァチカンのエクソシスト』は2023年7月14日(金)より全国で公開
監督:ジュリアス・エイヴァリー
出演:ラッセル・クロウ、ダニエル・ゾヴァット、アレックス・エッソー、フランコ・ネロ