『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のチーム“推し活”舞台挨拶が5月19日(金)に新宿バルト9で行われ、松村沙友理、豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)、大谷健太郎監督が登壇した。
平尾アウリの累計100万部超えの大ヒットコミック「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を映画化した本作。2020年にはテレビアニメ化もされ、ABCテレビの2022年10月クールドラマ Lにて初実写ドラマ化され、原作の再現度の高さと”推し活”のあるあるが詰まった共感度の高いストーリーが話題となった。主人公・フリーターのえりぴよは、地元・岡山のマイナー地下アイドル・ChamJam(チャムジャム)のメンバー・市井舞菜に人生のすべてを捧げている伝説的なファン。自らの服は高校時代の赤ジャージのみ、収入の全てを推しである舞菜に貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして名前を呼び、プライベートでの布教活動など、推しが生きる活力となっている。そんな熱狂的なオタク・えりぴよを演じるのは、ドラマに引き続き、元乃木坂46の松村沙友理。
公開から1週間が経った本作に、「お友達も見に行ってくれた方が多いんですけど、推しみたいな存在がいない子でも“すごい泣いた”という声をいただきました」という松村。
同じシーンが多かったという3人だが、撮影で印象的だったことを聞かれると「くまささんの体型の変化は忘れられない」と話す松村に、ジャンボは「(撮影期間中に)最大15㎏太ったり、10㎏痩せたり…伸び縮みしていますね」と笑いを誘った。「土砂降りの中でライブを見に行くシーンが印象に残っている」という豊田は「みんな霧吹きで濡れているようにしたんですけど、ジャンボさんは自分でメガネに霧吹きをかけていてすごい」と明かした。
一方で「3人のシーンは常に楽しかった」というジャンボは、最初の撮影のシーンで松村がNGを出した時のかわいらしい仕草に「何が起きた?」と困惑しつつも場が和んだことを明かした。
そんな中で、松村について「どこでも寝る」という豊田は「パイプ椅子の上であぐらをかいて机に突っ伏して寝てるときがあって」と明かすと驚きの声も。また、ジャンボは、朝5時集合だったバスの出発が20分遅れたことがあり、後で豊田に理由を聞いたところ「松村さんの遅刻ですよ」と言われたと言い、さらにその時に遅れてきた松村は豊田に「電気消して」とこっそり言ったというエピソードを披露。これにジャンボは「かわいいでしょ?自由なんです!」と笑いを誘った。
また、それぞれの推しから“どんなポーズをしてほしい?”という質問に松村は「ドラマ版でやってもらった舞菜の気功のポーズがいいです。さゆりんごポーズに激似で」と披露するなど会場を盛り上げた。最後に松村は「現場も楽しく和気あいあいと撮影していたんですけど、まじめにみんなで話し合いながら作ったので、出来は最高だと自信を持って言えます。何回も見て、ご自身の推しポイントを見つけながら見ていただけたら嬉しいです。こんなに素敵な作品に携われて幸せでした」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』は2023年5月12日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開
監督:大谷健太郎
出演:松村沙友理、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽・伊礼姫奈・豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)
配給:ポニーキャニオン
©平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会