ドン底な3人の若者が土俵という戦場で人生の大逆転を狙う―Netflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』の一ノ瀬ワタル・忽那汐里・ピエール瀧が舞台裏を語る特別映像が解禁された。
借金・暴力・家庭崩壊…と人生崖っぷちで荒くれ者の主人公・小瀬清(一ノ瀬ワタルが、若手力士“猿桜”として大相撲界でのし上がる姿を、痛快かつ骨太に描く人間ドラマ。小瀬を筆頭に、関取を夢見るも体格に恵まれないもやしっ子・清水(演染谷将太)や、花形部署から相撲番に左遷された世渡り下手な新聞記者・国嶋飛鳥(演:忽那汐里ら、ドン底でもがく若者たちの熱き“番狂わせ”が今、はじまる。
今回、一ノ瀬ワタル(猿桜役)、忽那汐里(国嶋役)、ピエール瀧(猿将役)が劇中のシーンを振り返り、役者陣が役に完全に没入していたという舞台裏を明かす特別映像が解禁された。
世界的な知名度を誇り、1500年以上も日本の伝統文化、神事として継承されながら、未だ神秘のベールに包まれている大相撲の世界。主人公は、才能と体格を猿将親方(ピエール瀧)に見初められ、父の借金を返し、大金を稼ぐためだけに入門した、大相撲に一切興味ナシなヤンキー力士・猿桜。解禁された映像では、一ノ瀬、忽那、瀧が劇中のシーンを観ながら撮影当時を回顧していく。
まず相撲部屋での稽古シーンについて、猿桜の師匠・猿将親方役の瀧は「長いこと猿将部屋の稽古を見てるから段々本当の親方の気分になってきちゃって、カットがかかって、皆が軽々土俵に入ってくるのに遠目に『チッ!』って思いながら見てた(笑)」と、約二年半の撮影期間を通して役に入り込んでいたために、角界の人間のような心境にさえなっていたことを告白。
さらに、両国国技館のセットでの取組、猿桜が土俵外へ相手を投げ飛ばすシーンについて、一ノ瀬は「(このシーンは)40回以上飛んでる(笑)」と振り返りつつ、「ここのシーンに入るまでも1年半くらい稽古してきて、国技館(のセットが)完成して、じゃ撮影します、っていう感じだったので、“ついに俺、国技館来たな!”っていうのはありましたね」と本物の力士かのような心情になっていたことを打ち明けた。
当初は嫌々相撲番をやっていたが、徐々に大相撲の魅力に気付いていく国嶋役の忽那は、猿桜と国嶋が飲み屋で心を縮めていくシーンを回想。「意外と猿桜ってあんま弱音見せてなくないですか、他の人に。落ち込んじゃってる姿が可愛いなって」と、土俵外で展開される若者たちの人間ドラマの一端についても言及した。
本物と見紛うクオリティの取組シーンだけでなく、あらゆるシーンでの作り込みの細かさ・こだわりにも賞賛が集まっている。瀧は、「色んなシーンにしろ、周りのモブのキャラの動きが凄く馴染んでいる。結構登場人物も多いけど、奥が全然気にならない」とディティールの凄さを解説。また、本編鑑賞者から「断髪式に号泣」「感極まって泣いた」と感涙の声が鳴り止まないのが、力士・猿谷の断髪式のシーン。一ノ瀬も「台本読んで結構本気で泣きました」と思いを吐露、瀧は「小雪さんのポタッて涙が(胸元に)落ちるのを見て、涙ってわかるのが凄い」と語り、これには忽那も「めっちゃわかります…!」と共鳴した。
SNSでは絶賛の声とともに、続編への期待も高まっている。瀧は、「誰も見ていない横綱がいるからね!」と意味深に語ると、一ノ瀬も「名前だけ出てくる“蛇王”がいますからね…」と同調。加えて、「仮台本のとき一回読ませてもらったんですけど、そのとき蛇部屋がいて。蛇部屋がもうえげつないです(笑)」と語った。
また、江口カン監督が、大相撲のシーンを描くうえでの”秘密”など、ここでしか聞くことのできない舞台裏を語る特別映像も後日Netflix公式YouTubeで公開される予定。さらに、本作の爆裂ヒットを受け、Twitterウォッチパーティの開催が決定。大相撲の五月場所の千秋楽である5月28日(日)19時から行われる。参加者は各々のデバイスで第1話を視聴。作品未見の人も、一度は鑑賞済みの人も同時鑑賞を楽しむことができる。
特別映像
Netflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』はNetflixで世界独占配信中
出演:一ノ瀬ワタル
染谷将太、忽那汐里
田口トモロヲ、きたろう、毎熊克哉、住洋樹、佳久創
戌井昭人、おむすび、寺本莉緒、安藤聖、金子大地、仙道敦子
澤田賢澄、石川修平、義江和也、小林圭、めっちゃ、菊池宇晃
余、貴美子、岸谷五朗、中尾彬、笹野高史
松尾スズキ、小雪、ピエール瀧