BS松竹東急のオリジナルドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』が7月3日(月)22時30分より放送されることが決定した。

本作は、現在第4期まで放送されている大人気アニメ「ヤマノススメ」(コミック アース・スターにて連載中)の原作者である漫画家・しろによる「カメラ、はじめてもいいですか?」(ヤングキングアワーズにて連載中)が原作。自分に自信が持てない女子高生の主人公・池田ミトがカメラの奥深さを知り、カメラを通じて少しずつまわりと打ち解けていく青春ドラマ。様々な種類のカメラが登場するなど、カメラ好きにはたまらない見どころも多数登場するBS松竹東急のオリジナルドラマで初の青春ドラマ。

今回、本作の主人公で自分に自信が持てず引っ込み思案な女子高生・池田ミトを田牧そらが演じることが発表された。子役時代から活躍しフジッコのイメージキャラクターの初代「ふじっ子ちゃん」(2013~2017年)を務め、ニコンのCMではウソ泣きの演技が大きな反響を呼ぶなどし「CM界のプリンセス」と呼ばれた田牧は、子役卒業後も映画「AI崩壊」(2020年公開)や特撮ドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(2019年・テレビ朝日)等の話題作に出演、注目を集める次世代を担う若手女優。近年では「ショートショート劇場『こころのフフフ』」(2021年・WOWOWオリジナルドラマ)で連続ドラマ初主演を務め、本作が2年ぶり2回目の連続ドラマ主演となる。

田牧が演じるミトはとあるきっかけで知り合った隣人のカメラマン・綿矢チサトに憧れ、カメラを持つことに。カメラの奥深さにハマっていく中で、次第にまわりの人と打ち解けていき、苦手な人付き合いや自信のなさを克服していく。自身と同い年の役を等身大で演じる田牧の演技は必見だ。さらに、田牧は役作りのため長かった髪を原作のイメージに合わせバッサリとカット。これには原作者・しろ先生も「まさにそこにミトがいるかのような存在感」と絶賛している。

本作のメイン監督を務めたのは上村奈帆。上村は脚本・監督を務めた映画「書くが、まま」(2019年公開)が新進気鋭の若手監督とアーティストが集まる映画祭「MOOSIC LAB 2018」にて観客賞を受賞するなど、屈指の演出力で注目を集めている上村が今回、連続ドラマの脚本・メイン監督を務めました。青春ドラマの演出に定評のある上村が手掛ける「カメはじ」の世界観とは?月曜ドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』は7月3日(月)22時30分より放送開始。

田牧そら(池田ミト役)コメント

――本作の出演が決定した時のご感想をお聞かせください。
元々カメラには興味があったので、カメラを題材にした作品と知り、
主演という立場で不安もありましたが、嬉しさや楽しみが勝っていました。
――台本を読んだ感想をお聞かせください。
原作は読んでいましたが、脚本には私が演じるミトのバックグラウンドが足されていて、キャラクター性がより広がっていたので、
いろんな感情のお芝居が出来そうで楽しみだなと感じました。
――実際に本格的なカメラを持ってみていかがでしたか?
私が劇中で使っている、富士フィルムのX-T20はデザインもかわいくて、
意外とコンパクトなので、持っているだけでも、テンションが上がりました。
今回使ってみて、私もカメラ始めてみたいなと思い、ロケ場所でもあるカメラのヤマヤさんでカメラを買って、撮影期間中は持ち歩いて撮っていました。
――田牧さんは「池田ミト」をどんな人物だと思いますか?また、ご自身との共通点はございますか?
ミトは理由があって一人暮らしをしている、自分に自信のないごく普通の女の子です。
共通点は人見知りなところと、上手く言葉にするのが苦手なところ。言葉を選びながら話すシーンが何度かあるのですが、そこは普段の私と近いと思います。
――田牧さんと同じ16歳の女子高生を演じてみて意識したことや感じたことはありますか?
私もミトと同じ年齢だからこそ、この歳での一人暮らしの大変さや不安さ、
心細さを分かることが出来て良かったなと思います。
――ドラマの見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。
素敵なカメラがたくさん出てくるのでカメラはもちろん、写真を取りに行くロケーションも見どころのひとつだと思います。
この作品を通して、カメラはじめてみたいなと思っていただけたら嬉しいです!

しろ(原作)コメント

この前ドラマの衣装合わせにお邪魔したのですが
会場にはとんでもない数のスタッフの方々、資料と衣装の山、
撮影の小道具のカメラの数々と圧倒されてしまいました。
あわただしい衣装替えの中、チラリと見えた制服姿の田牧そらさんも
まさにそこにミトがいるかのような存在感・・・
これはきっと良いものになるな・・・と実感いたしました!
出来上がりが今からとても楽しみです・・!

上村奈帆(脚本・監督)コメント

かわいくてとてもマニアックな原作の実写ドラマ化をさせていただきました。
田牧そらさん演じる主人公・池田ミトちゃんが、ひょんな出会いから全く縁のなかったカメラの世界を知っていく中で、自分自身や家族、友人たちと向き合うひと夏のカメラ青春譚です。
田牧そらさんをはじめ素晴らしいキャストの方々にご出演いただきました。
映像や音楽も見応えたっぷりです。放送、ぜひお楽しみに…!!

重富浩二(プロデューサー)コメント

原作のしろさんの素敵な世界観をドラマ化できることを大変光栄に思っております。
田牧そらさんをはじめとするキャストの皆さんと上村監督など熱い思いを持った監督陣が丁寧に作り上げました。
何事にも自信を持てない内気な少女・ミトちゃんが、やがてカメラを通して広がる心のファインダーの美しい情景を是非お楽しみください。夏にぴったりの青春ドラマとなってます。BS松竹東急開局以来初の青春ドラマを是非お見逃しなく!

ストーリー

アパートで1人暮らしをしている池田ミト(16)は自分に自信が持てない内気な性格の女子高生。ある日、友達を作るためにカップケーキを作ろうとするが大失敗してしまい、火事だと思った隣人のカメラマン・綿矢チサト(22)が押しかけてくる。火事ではないことに安堵したチサトは、自宅で昼食を一緒に食べないかとミトを誘う。オムレツを頬張り満面の笑みを浮かべるミトを見たチサトは思わずカメラのシャッターを切る。ミトの表情を気に入ったチサトは写真撮影にミトを誘い…。

月曜ドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』(全12話)は2023年7月3日(月)よりBS松竹東急(BS260ch/全国無料放送)で毎週22時30分~放送
出演:田牧そら
©BS松竹東急