“アナログ”な想いを描く、懐かしくて新しいラブストーリー『アナログ』のキャストが発表された。

ビートたけしによる原作小説を、主演・二宮和也、ヒロイン・波瑠を迎えて映像化する本作。二宮演じる主人公の悟と、波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆき。喫茶店で出会ったふたりが交わした、たったひとつの大切な約束。「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく…。2人の恋愛を通じて描かれ、コロナ禍を経た今だからこそ改めて気づかされる、いつの時代も変わらない愛の原点=〈好きな人にただ会える喜び〉を描いた懐かしくて新しいラブストーリー。

今回、本作のキャスト陣が発表された。二宮和也演じる悟の小学生以来の友人で、大人になった今も連絡を取り合い、良き相談相手となる高木淳一を演じるのは桐谷健太。『ラーゲリより愛を込めて』(22)でも共演した二宮と桐谷は本作でも息の合った演技を魅せる。同じく小学生以来の友人で、高木とともに悟の恋の行く末を見守る山下良雄役に、独特の存在感と強烈なキャラクターでアーティストや俳優など多彩な活躍を見せる浜野謙太。恋をする悟、独身の高木、妻子のいる山下の3人は性格も境遇も全く違うが、彼らが共演するシーンは、タカハタ秀太監督の発案でアドリブが多く取り入れられ、まるで本当の友人同士のような空気感を醸し出している。

ミステリアスな女性みゆき(波瑠)の姉・香津美を演じるのは板谷由夏。『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18)、主演映画『夜明けまでバス停で』(22)などで魅せた確かな演技で、とある劇中人物と観客の心を大きく揺さぶる。悟の母・水島玲子役に、50年以上にわたり映画・舞台・ドラマなどで活躍する高橋惠子。気丈で明るく、時には強い言葉で息子の恋を応援する魅力的な母親を説得力たっぷりに演じる。また、悟とみゆきが出会う喫茶店「ピアノ」のマスターで、ふたりの恋を陰ながら見守る田宮を演じるのはリリー・フランキー。路地裏の喫茶店にいそうな風貌と常に静かな微笑みの佇まいは彼にしか演じられないはまり役だ。

『アナログ』は2023年10月6日(金)より全国で公開
監督:タカハタ秀太
出演:二宮和也、波瑠
桐谷健太、浜野謙太
板谷由夏、高橋惠子/リリー・フランキー
配給:アスミック・エース=東宝
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